過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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933: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/03/31(土) 03:31:00.66 ID:koUd7CeAo
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夕方 火山麓の集落

女僧侶「日没までにはもう少し時間がありますね。」

女戦士「あぁ。・・・静かだなここ。」

女魔法「人いる?」

女僧侶「聖域が引いてありますから恐らく。一昨日寄った中継地点より大きめですね。」

女戦士「おーい!誰か居ないか!」

女魔法「・・・。」

女戦士「食料を分けてくれないか!!燃料でもいい!こっちには布とか魔物の素材がある!交換してくれ!」

女僧侶「・・・。」
女魔法「・・・。」

≪ガチャ≫

女戦士「!」
バッ!

老兵「・・・どうやら人間の様だな。剣下ろせ。」

女僧侶「あなたは・・・。」

老兵「儂以外に人は居らんぞ。お嬢ちゃん杖を向けるな。」

女魔法「・・・。」

老兵「入れ。」
スッ

女戦士「・・・。」
カチャ

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老兵「儂はここで留守番しとる。」

女戦士「留守番?」

老兵「あぁ。魔王が復活してから全員逃げちまって、だが管理人は必要だろう。儂がやってる。」

女魔法「なぜ?」

老兵「いつか開拓が復活した時に建物荒れ放題じゃぁ時間が掛かるだろう。儂はここを死に場所と決めた。」
老兵「死ぬまで暇だからな。ついでに管理しとる。」

女僧侶「・・・。」

老兵「あんたらなんだ?わざわざここまで来て。逃げたいなら方向逆だぞ。」

女僧侶「・・・私たちは魔王に用があってきたのです。」

老兵「はぁ?・・・あぁ、そうなのかい。随分元気みたいだな。」

女戦士「・・・それで保存食、燃料、水とかを分けてもらいたい。後紙とペンとインク。こっちには魔物の素材とか他色々ある。」

老兵「水は井戸がある、勝手にもってけ。インクとペンは有るが紙は無い。儂には必要ない持って言って構わん。飯と燃料は儂の頼みごとやってくれんなら分けてやってもいい。」

女僧侶「頼みごととは?」

老兵「草刈と狩り。あとそうだな、布が有るとか言ってたな。儂の服直してもらおうかね。あとは砥石持ってんだろ?少し寄こせ。」

老兵「・・・まぁあとは思いついたら頼む。取りあえず井戸に案内する。着いてこい。」


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