過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/03/31(土) 03:35:09.04 ID:koUd7CeAo
女戦士「そういえばもう合流したんだよな?」
光「えぇ、したわよ。」
女僧侶「どうです?ひとちゃん達は馴染めそうですか?」
連「そこらへんは問題無さそうかなー。前の仕事引っ張る奴らじゃないみたいだし。」
光「もともとあいつらも差別されてた人間だしね。兵士長の決めた事にうじうじ反対する奴らでもないわ。」
女戦士「・・・あの施設でひと達の事化け物呼ばわりしてたやつがいるんだけど・・・大丈夫か?ほんとに。」
連「アイツらもともと施設の地下には来ないもん。運搬任務とかにたまに通るくらいで。魔物と人間の合成してたくらいしか情報なければそりゃー仕方がないと思うな。」
光「ひとみ・・・だったかしら?あの子が逃げ出した時の報告を聞いたのかもしれないわね。」
女僧侶「・・・どんな報告だったのですか?」
火「・・・脱走時の状況は機械港に住む出資者にお披露目に行った帰りの運搬時。檻に入れられて馬車で運搬されていた。」
火「その子は能力を一つ隠していたの。口から出す毒液には2種類あった。強烈な神経毒。もう一つは、強烈な腐食作用を持つ毒液。」
連「私たちとひとらの方は部が違うからしっかりとは知らないんだけど・・・ひとみって子はバジリスクっていうすごい強い魔物と合成されたらしいね。」
女戦士「バジリスク・・・。で、伝説の魔物じゃないか?」
女僧侶「え、えぇ。蛇系の魔物の突然変異種とされていて、あまりに強すぎる毒性は島ひとつの生態系を壊しつくし、結局自分も餓死してしまったという・・・。」
光「お伽噺とか言われているらしいけど・・・本当にあった話よ。どこかの物好きが、死体を冷凍保存していたらしいわ。」
火「・・・人を運搬しているのが港の警察組織の末端には、ばれたらいけなかったから・・・檻には布がかけられて人目につかないように運搬されていた。」
火「あそこは港だから、荷物の運搬なんて珍しくなかったし、たまに動物とかもそういった方法で運ばれるから疑う人はいなかったらしいの。」
女僧侶「・・・待ってください。警察の末端には、という事は・・・・・・。」
光「おかしい事じゃないわ。警察は結局人の組織だから、お金が要るもの。上には私腹を肥やす人が居ておかしくないわ。」
連「機械港は特にね。海棲魔物の活発化は緩い場所だった上に、機械の船で漁獲量とかもたくさんある。」
女戦士「・・・まだ、研究が続いていたりするのか?」
光「どうでしょうね。資料を燃やされて、実験場も破壊されて、力を持つ研究長も失踪してるし・・・もし再開しようとしたとしても時間が掛かる事は確かだわ。」
連「各国に出資者が居るらしいし、総責任者である機械港の奴は大損してるだろうね。そもそもお金を生み出す為の研究じゃないのだから今の形態がおかしかったんだよね。」
女僧侶「・・・最初は、魔王を倒す為、だったんですよね。」
光「そうね。最初はね。ただ魔王が封印されて少したってから、疎ましがられ始めて、何とか研究を存続させるために当時の研究長が今の形態に切り替えた。」
連「常人が使える銃の生産。失敗した実験動物の売買。銃技術はあの研究所から発生した。銃技術の利益はすごくて、こんなに儲かるのなら出資してもいい、ってなった。」
女戦士「金、か。・・・なんだかなぁ。」
火「・・・布の下でひそかに金属を腐食させて、町から離れた所で檻を壊して、周りに居た人間すべてに麻痺を振りまいて逃げ出した。」
火「魔眼って言われてる、能力。ただ、その能力は対策されていて・・・監視員の数人には効かなかった。睡眠魔法を当てられて、崖から落ちて消息を絶った。」
女魔法「・・・。」
女戦士「そこでうちの包帯に拾われたのか。運が、良かった、のかな。」
光「そのこには悪いけど、おかげで私たちは外に出れたのだから、私たちにとっては運が良かった事だと言えるわ。」
連「その子にとって、幸運だったか・・・。きっと幸運だよね。仲間を助け出せれたし、最後に、友人も出来たみたいだし・・・・・・。」
女魔法「・・・もう少し一緒に居たかったな・・・・・・。」
女僧侶「・・・この話題はもうやめましょ?別の事を話しましょう。」
光「そうね。それで、貴方達やっと念願叶って一緒に旅してるわけだけど、どう?」
女戦士「どうって言われてもな・・・。なんか自然と溶け込んでるぞ。ずっと一緒に並んで旅してたみたいに自然だ。」
女僧侶「そうですね。今いる場所は平原で、勇者様得意の香辛料さがしなどは出来ていないようですから、劇的な美味しさの料理は味わってはいませんし。」
女魔法「でも一緒に居れてうれしい。」
連「それはよかったね。なんか言ってやったら?」
火「え?・・・お、おめでとう。」
光「・・・まぁべつにあなたがそれでいいのならいいのだけれど・・・。」
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