過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/04/05(木) 22:34:46.21 ID:+rf5HTOoo
女僧侶「さぁ、もう寝ましょう。明日は道が確認できるようになったら出ますよ。」
女魔法「ん。」
女戦士「よっしゃ。一戦交えるか。」
勇者「いいぞ。」
女戦士「今日こそは捉えてやる。」
勇者「恐らく無理だ。」
女僧侶「あ、あんまり離れないで下さいよ。月明かりしかないのですからね。」
女戦士「分かってるよ。さぁいくぞー。」
勇者「よし来い。」
女僧侶「では始めー。」
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朝
車輪≪ガラガラガラガラ≫
女戦士「はぁ〜・・・。」
女戦士「この山は平和だなー。」
女僧侶「不思議ですねぇ。山は強い魔物が居るはずですのに・・・。」
女魔法「・・・。」
スラスラスラスラ
勇者「俺が一足先に来た時も魔物はいなかった。おかげで走りやすい事だった。」
女戦士「どこ行ったのかねここの魔物は。」
勇者「昔から居なかったのかも知れないな。それはそれで不思議だが・・・。」
女僧侶「まぁありがたい事ですよね。時間を取られなくても済みます。」
女戦士「・・・んー、そうだな。」
女僧侶「どうしました?」
女戦士「いや、このまま漠然と進んでも魔王に勝てると思えないからさ、手こずる魔物に出てきてほしいなって思ってよ。」
勇者「・・・手こずる、か。」
女戦士「お前と毎日模擬やってるけど、やっぱり殺気は籠められない。緊張感は有るけどさ、隙見せた瞬間にいつの間にか首取られるし。」
勇者「本気でやるとどちらも相手を即死させかねないからな、殺気は微小にも籠められない。」
勇者(そもそも俺は仲間に遊び以上の態度を取りたくはない。止める場合は別だが。)
女戦士「この世界はおかしいぜ。私は魔物相手なら倒せない事なんてほぼ無かった。そしたらあれだ。手こずる奴は桁違いに強すぎる。」
女戦士「私は魔物の敵になれるって自負してる。でも、あいつは今の所相手にしたくない。」
女戦士「アイツを本気にさせたら間違いなく一瞬で殺される。アイツと対峙した時にそう思わされた。」
勇者「・・・。」
勇者(神の力により超強化された状態でも軽くあしらわれた。あの時と違うのは複数人仲間がいる事。だとしたら攻め手は意識の裏側を着く事になるだろう。)
勇者(問題はそれがあいつに通じるかどうか。魔王の魔力の壁を超える方法が無いと意味が無いかもしれない・・・。)
女僧侶「・・・攻撃力も未知数ですしね。私たちに魔法を使用してきましたけど、一瞬で気絶してしまいましたし・・・。」
女戦士「あれを防ぐ手立ては今魔法が考えてくれてる。でも、そうなると私が働けるかどうか・・・。」
女僧侶「攻撃方法も、あれしかない訳はないでしょうね。あの独特な魔法も、攻撃用に転化させてくるはず・・・。」
女戦士「結構自信があったんだけどな、いざ対峙してみると、これだ・・・。嫌になってくる・・・。」
勇者「自信は無くすな。一歩を躊躇するようになる。」
女戦士「分かってる。私に出来る事なんて限られてる。だったらそれをするしかない。」
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