過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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984: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/04/07(土) 23:24:42.21 ID:KxI0bmpRo
白龍「私の鼻水だけを封印したよ。よだれはそのままだから顔を洗うといい。」

女魔法「・・・ん。」

白龍「いやね、水の中に居るのが好きなんだが何分冷え症なんだ。」

女魔法「・・・」
ばしゃばしゃ

白龍「心地よくてつい寝てしまうのだけれども、起きると風邪を引いてる事が多くてね・・・。」

女魔法「・・・ドラゴンでも風邪ひくんだね。」

白龍「まぁね・・・。・・・クシュン!」

ベチャ!
女魔法「・・・。」

白龍「あぁ、すまないね。転真魔術部分封印術・・・」


勇者「・・・。」
勇者(・・・赤、黒、青、茶、白、緑、6色か。しかし・・・全員が全員癖物揃いだな。)

   (赤、トラブルメーカー。他竜のいう事を聞かない。且つ問題行動を起こす。)
   (黒、トラブルメーカー2。人間に興味を持つ。人間の道具などを複製している。魔法知識博識。)
   (青、まとめ役。女? 赤とは喧嘩をよくするらしい。翼は退化しているかのように小さめ。)
   (茶、・・・大人しいかと思えばそうでもない。緑と険悪?赤、黒と合わせて三馬鹿呼ばわりされている。唯一翼が無い。)
   (白、聡明、博識かと思えば間の抜けた行動を起こす。蛇の様な形態。)
   (緑、とりあえず味見をしようとしてくる。茶に飛び蹴りをかます。一番人型に近い。)

勇者(こんな所か。・・・全員が全員魔法に精通している可能性が高そうだ。・・・さて、これからどうするか。)

勇者(僥倖かもしれない。存在を疑われているドラゴンへの遭遇。そして俺たちの問題。)
勇者(抱えているものを解決する術を教われる可能性が湧いて出た。元の場所に返してもらうだけではなく、目的地に送ってもらえる可能性さえ出た。)

勇者(・・・聞けばドラゴンは皆、酒が好き。今は一つ貸しが有る状況ととってもいいか。しかし恩着せがましく接すれば心証を悪くするかもしれない。)
勇者(ではどうするか・・・。)

女戦士「勇者、これからどうするんだ?」
女僧侶「私達は先を急ぐ身ですし、赤いドラゴンさんに頼んで元の場所に送ってもらいますか?今は凍ってしまっているでしょうけど・・・。」

勇者「・・・戦士、ドラゴンを見てどう思った?」

女戦士「え?なんだいきなり・・・、そうだなぁ。・・・想像と全然違った。軸ごとずれてるっていうか・・・。」

女僧侶「ななめ上っていうのでしょうか。人格は確かにもっているとは思っていましたが、なんというか軽いというか・・・。」

勇者「あぁ、そこについては俺も同意見だ。・・・質問を変えよう。」
勇者「一人で一匹でも相手に出来るか?」

女戦士「・・・無理だ。こいつらも、桁外れだ。」
女僧侶「・・・。」

勇者「だろう。あんなノリだが」

緑竜「ほーれ。自慢の体当たりをしてみるがいい。」
茶竜「飛ぶなー!卑怯だー!」

勇者「個別個別の戦闘力は恐ろしく高めだろう。4回、あのドラゴン達がブレスを使った場面を俺たちは見たわけだが・・・」

女僧侶「・・・ひとたまりも出来ないでしょうね。赤いドラゴンさんは氷冷障壁を使った所で恐らく無意味でしょうし・・・」
女戦士「黒いのは良く分からないけど青い奴のブレスも一瞬で行動出来なくなるだろうな。部分的に当たって、うまく解凍できるかどうか・・・。」

勇者「人間の組織が凍ると壊死という状態になる。もっと低温で瞬間的に凍らせられると組織の損傷も少ないが・・・。」

女僧侶「体液が凍ってしまうと、体積の違いにより血管系に重大な損傷が起きてしまいます。すぐ回復すれば後への影響は少なめかと思います。」

勇者「では、あいつらを倒すにはどういった策を取るべきだろうか。」


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