過去ログ -  IS大戦 〈インフィニット・ストラトス×サクラ大戦〉
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14: ◆tUNoJq4Lwk[sage]
2011/07/30(土) 19:54:43.74 ID:qJ5PnGe/o



 米田校長に対して「わかりました」、とは言ったけれど、実際は全然意味が
わからなかった。

(俺は自衛官なのに、なんで教師なんてやらなければならないんだ? 
教師になるための教育なんて、一つも受けていないのに……)

 自分は本来、降魔と戦うための特殊部隊に入ると言われていた。

 しかし配属先は学校。もちろん、IS操縦者を養成するための特別な学校では
あるけれど、そんな学校で何をするかと言えば教師をするというのだ。

 平和を守るために自衛隊に入り、厳しい訓練に耐え、トップの成績で幹部学校を
卒業した大神にとって、この処遇は当然納得できるものではない。

「あ、あの、大神さん。大丈夫ですか?」

 心配そうに真耶は大神の子を覗きこむ。

「いえ、大丈夫ですよ。ただ、ちょっと混乱しているだけで」

「私も米田校長の考えていることはよくわからないのですが、あの人のことですから、
必ず何かお考えがあるものだと思っています」

「そうなんですか?」

「ええ」

 大神にはただの酔っ払いにしか見えなかったけれど、山田真耶もあの織斑千冬も、
米田に対しては一目置いている様子であった。

 確かに時折見せるあの鋭い目つきはただの俗物ではないことを感じさせる。

 だが彼の本当の意図を理解するには未だに至っていない。

(本当になぜ自分が教師を……)

 何度考えても答えはでるわけもなく。しばらく歩いている職員用の寮に到着した。

「ここが職員用の寮です。大神さんの荷物は今朝届いていましたので、お部屋に入れて
おきました」

「わざわざありがとうございます」


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