16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/05(金) 14:05:10.65 ID:jnp1S4sK0
(一夏が駆けつけてくれた……!)
それはもう、嬉しいを飛び越えていた。
心が躍動する。熱を持って、跳ねる。
そして戦う一夏の姿を見て、何よりも強く願った。
(私は、ともに戦いたい。あの背中を守りたい!)
強く、強く願った。
そして、その願いに応えるように、紅椿の展開装甲から赤い光に混じって黄金の粒子が溢れ出す。
「これは……!?」
ハイパーセンサーからの情報で、機体のエネルギーが急激に回復していくのがわかる。
――『絢爛舞踏』、発動。展開装甲からのエネルギーバイパス構築……完了。
項目に書かれているのはワンオフ・アビリティーの文字だった。
(まだ、戦えるのだな? ならば――)
一夏に渡されたリボンで髪を縛り、気を引き締めて福音を見る。
(ならば、行くぞ! 紅椿!)
赤い光に黄金の輝きを得た真紅の機体は、夕暮れの空を裂くように駆けた。
19Res/11.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。