過去ログ - 藤木「最近さぁ、「2ちゃんねる」にハマッてるんだよね」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
2011/08/10(水) 16:17:39.71 ID:P/9JOCcc0
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七月の末。
大学生にとっては前期期末試験の時期である。
学内には試験問題の答え合わせをする者たち、課題のレポートに勤しむ者たち、試験が終わり、待ちに待った夏休みを如何に過ごすかを話し合う者たちが、それぞれの時間を過ごしていた。
学生たちのガヤガヤとしたお喋りが学内を包んでいた。
雑踏の隙間から永沢が出てきた。試験が終わって、明日から夏休みらしい。
永沢は爛々としていた。
二週間前の締め上げ祭りで突如として現れたキンタマねぎ男の擁護。
永沢はそれ以来、その擁護してくれた名無しと自スレにて文字の交流を続けていた。
キンタマねぎ男は自演、馴れ合いのレッテルを貼られ、どのスレにレスをしても、無視などの冷やかな対応がされるばかりであった。だが、一人でも心通じ合える相手と知り合えたことで、その怒りは帳消しになった。
その名無しはキンタマねぎ男のスレ内で「ブルーリップス」と名乗っていた。
不思議なことにキンタマねぎ男はブルーリップスには何でも話せた。
学校や私生活のこと、ここでの嫌な体験、自分の内面や感情など、包み隠さず話せた。ブルーリップスも彼と似通った性質を持っていたようで、多くのことを共感してくれていた。
まさに心を開けた相手だったのかもしれない。
永 沢【――今日はそろそろ落ちるよ】
ブルリ【そう。それじゃあ、またね】
永 沢【ああ。おやすみ】
熱帯夜の寝苦しさも永沢には心地良く感じられた。
話せる友達が出来たという幸福感に満たされていたのだから。
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