過去ログ - エリー「私と5つの物語……///」
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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/05(金) 21:49:24.40 ID:rkRztRK1o
暗い窓に映る私の顔。

すっかり日が暮れると、また雨が降り始めました。

窓ガラスに映る部屋の中を眺めています。

ネロはベッドの上でかまぼこと遊び、コーデリアさんは机に向かっています。

コーデリア「あら、シャロは?」

ネロ「そういえば、いないね」

その夜、シャロは12時を過ぎても帰ってきませんでした。

さすがに心配になった私たちはアンリエット生徒会長に相談に行くことにしたのでした。


夜の学院の廊下は普段見慣れているものとは違った印象です。

エリー「コーデリアさん、大丈夫ですか?」

コーデリア「うん……怖いけど、大丈夫」

ネロ「シャロ、一体何やってんだろ……」

廊下のガラス窓の向こうの闇では雨音が不気味な音を立てていました。


生徒会長室の扉をノックしてそっと開きます。

アンリエット「一体どうしたのですか、こんな時間に」

生徒会長は事務仕事をしていたようで、まだ起きていました。

部屋は明るく、私たちは少しほっとします。

コーデリア「実は、シャロが帰ってこなくて」

アンリエット「シャーロックが? 心当たりはないのですか?」

私たちは顔を見合わせましたが、思いあたることはありません。

アンリエット「それは気がかりですわね。雨もこれから強くなるようですし……」

ネロ「もし、シャロに何かあったら……僕……」

コーデリア「落ち着いて、ネロ」

不安げな表情のネロをコーデリアさんは後ろからそっと支えます。

アンリエット「わかりました。わたくしが何人かを同行して探しに行きます」

ネロ「それなら僕たちも……!」

アンリエット「気持ちはわかりますが、あなたたちは部屋に戻ってください」

ネロ「でも……!」

コーデリア「トイズのない私たちが行っても足手まといになるだけよ。

         ここはアンリエット生徒会長にまかせて私たちはおとなしく待ちましょう」

エリー「ね、そうしよう、ネロ?」

ネロ「……わかった」


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