過去ログ - IS三巻再構成 「だったら行かなきゃね」
↓
1-
覧
板
20
20
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/08/06(土) 22:51:51.92 ID:e/0Wv8890
襖を開けようとしてその手を止めながら、こちらを見ずに千冬姉は言った。
そしてみんながあっけに取られている中、千冬姉は大広間から出て行った。
「で、では、みなさん。スポーツドリンクです」
しどろもどろになりながら山田先生は言う。
それをまだ夢を見ているような感覚で俺たちは受け取った。
「では診察をしますので、みなさん服を脱いでください」
「いた。これ口の中切れてるな」
さっきの戦闘中に切ったものだろう。でも戦闘中は興奮してたのか全く気付かなかった。
俺は千冬姉が出て行った襖を見ながら、心の中で感謝をしておいた。直接言ったら嫌がるだろうから。
しばらく見つめてた俺だったが後ろからの若干きつい五つの視線に気付いて振り返る。
「「「「「…………」」」」」
「あの、織斑君? みんなの診察しますから、ええと――」
「「「「「とっとと出てけ!」」」」」
声の勢いに押されるように、慌てて閉め忘れていた襖から廊下に脱出。
ぴしゃりと閉じられた襖に、俺は背中を預けて深く息を吐いた。
「ふぅ……」
ともかく、今回の戦いは終わった。
考えなければいけないこと、整理しなければならないことが山ほどあったが、とりあえず――
(仲間を、守れたよな。俺は)
俺と――白式は。
それにガントレットが光って応えてくれた気がした。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
161Res/82.80 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - IS三巻再構成 「だったら行かなきゃね」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1312608868/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice