過去ログ - 球磨川『僕が変態な訳ないだろ!!』上条「俺も、俺も!!」
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(九州)
[sage]
2011/08/09(火) 19:27:30.64 ID:tGI52wNAO
「ふむふむ、なる程フラグの進行度は三十パーセントって所か」
ファミレスにて桂馬ちゃんが的確にして疑う余地の無い現在状況を教えてくれる。
『んーと、次は優しく接すればいいんだよね』
「そうだな。もう少し乏して優しくしてやれ。そうすれば振り子で一気に傾く」
『なる程ねー。どうしてレベル五って全員面倒くさいのかな』
「それに関しては同感だ。僕も女子中学生などお断りしているんだかな……」
二人でため息をつく。
『えっと、なんだっけ……みさきちちゃんだっけ?』
「いや、名前を言ってはいけないあの人扱いしてくれ。真面目に言うが僕は二次元至上主義だ。ゆくゆくは『落とし神』の二つ名を冠する予定のただのゲーマーなのにさ」
『でもそんな君だからこそ僕や当麻ちゃんには必要だった。君がいなかったら攫って調教するだけの実に面白みの無い毎日だったよ。君が変態だったからこそ、こうやって学園都市を変革できる力を持てるようになった』
「そうか。お前らに比べたら僕の力なんて微々たるものだけどな」
『そんなことないよ。何より君の「力」と君の「知識」は僕たちの計画には必要不可欠だ。何せ、あの雲川さん以上のブレインだからね』
「ふん……あの女はマシだな」
『あれ、意外と気に入ってるんだね』
「僕は頭のいい女は嫌いじゃない。あの女はゲーム並みに……実に『攻略』しがいがある。そういう意味では箱庭学園の生徒会長も悪くなかったが、あの化け物は手に負えない。理屈が通じるのが人間ならば理屈が通じないのは人間じゃない。故に無理を言わずとも道理を螺子込む貴様が最適なのさ」
コーヒーを飲み不味そうな顔をする。やめてよ、僕達は一応常連だしさ。
『まぁ、どっちにしろ。今、当麻ちゃんが面白い事件追ってるしね』
「あぁ、レベル六シフトか。一方通行が絶対能力者になる為の実験か」
『でも問題はそこじゃない。要は簡単な話ーー』
『「ダッチワイフが二万体手に入る」』
僕と桂馬ちゃんはニヤリと笑う。実に悪い笑みだなぁ。
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