過去ログ - 球磨川『僕が変態な訳ないだろ!!』上条「俺も、俺も!!」
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(九州)
[sage]
2011/08/10(水) 04:46:23.83 ID:+34FwSHAO
「よぉ、桂馬」
「ん、当麻か……」
ファミレスでゲームを片手に僕は挨拶をする。
「なんだか禊の奴の心が折れて自宅療養中なんだが知ってるか?」
「バベルの塔。神に挑もうとした、奴らは。まぁ、心配ない。その内、戻ってくる」
「ふーん」
当麻は座るやいなや大量の食事を注文し始めた。
「ダッチワイフ、手に入れるにはやっぱり禊の手が借りたかったんだがな」
「……お前一人でも余裕な気がするけど」
「あれだ、あいつがいるとすっげー仕事が楽」
僕は眼鏡を拭きながら確かにと呟く。
あいつにとって能力などオマケでしかない。何より異常なのはその精神。
「まっ、こっちは一人でやりますか」
「なんだ、あんまり宛てにしていないんだな」
「当たり前だ。あいつの仕事を宛てにしたことなんてねーよ。箱庭学園だってビッチとヤリチンの巣窟だしな」
残念そうに呟く。
「それよりお前の方はどうなんだよ」
当麻がやってきたステーキを貪りながら尋ねてくる。
「心理掌握のことか。大丈夫だ
エンディングは既に見えている」
「うへぇ、みさきちご愁傷様」
手を合わせるがそれは食事が終了したの意で無いのだろうな。
「まぁ、聞いておくがみさきちの属性は?」
「簡単だ。ヤンデレ、あいつにはそれ以上の価値は無いし、それ以下の意味は無いし、それ以外の属性は無い」
「しかし、ヤンデレとはまた厄介な……」
当麻が頭を抱えているが僕の心配をーー
「寝取りですら危険じゃねぇか」
あぁ、安心した。そうだよな。僕達の間に友情なんてものは無い。強固な仲間意識だけだ。
「その辺は僕が上手くするさ。ヤンデレに寝取られでもつけておいてバランスを保つ。ちなみに今後、彼女は僕のバディーとして働かせる予定だ」
当麻は苦虫を噛み潰した顔をする。
「うげぇ。まじかよ。禊も彼女持ちで彼女がレベル五だし……俺もメルトダウナーかレールガンを下につけとかなきゃ恰好がつかねぇよな」
「まぁ、僕の場合は助手なんだがな。それにその二択は嫌だな」
「逆に考えようぜ。器物破損の常習犯に淫語連発のくそビッチ……最悪じゃねぇか。調教を楽しいと思えない俺にとって地獄だろ」
「始まれば誰よりもノリノリな癖にな」
「計画とか立てるのがめんどくさいんだよ。お前がたててーー」
「嫌だ。あくまで採点はしてやるがな」
僕達の間には助け合い精神など無い。
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