過去ログ - キュゥべえ「ボクを信じてくれ、暁美ほむら」
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:29:20.80 ID:ifMyUBez0
ほむら「ん〜……」

となると、これからも彼の事を“お前”や“あなた”と呼ばなければならないのか。
そうなると咄嗟の時に困るのだが………。

以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:30:10.89 ID:ifMyUBez0
罹患者「いいよ。君とボクは協力関係だ。
    それなら、君が呼び易い名前で呼んでくれたら」

全幅の信頼を寄せてくれる彼の言に、私はすっかり反論する気概を失っていた。

以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:30:40.67 ID:ifMyUBez0
??「へっくち!?」

??「………もう一枚、上着を着てくれば良かったかしら?」

??「………それとも風邪、かしら?」


67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:31:18.46 ID:ifMyUBez0
ほむら「………う〜ん……」

罹患者「そんなに悩むものなのかい?」

ほむら「悩みもするわよ………」
以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:31:54.53 ID:ifMyUBez0
罹患者「…………ッ!」

噴き出した。
今、噴き出した。
絶対に噴き出した。
以下略



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:32:57.56 ID:ifMyUBez0
キュゥべえ(Qべえ)「アハハハッ、実に愛らしい名前だね。そうか、きゅ、キュゥべえか」

全身を背けながらも、もう笑い声を隠そうともしない。

名前を付ける文化のないインキュベーターにとっても、この名前はおかしいのか。
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:33:27.23 ID:ifMyUBez0
Qべえ「……ボクがリンクの中にいた頃は、そんな名前はつかっていなかったんだけどな……。
    魔法少女の誰かが付けてくれたのかな……アハハハ……。

    そうか、感情がないと、この名前も受け入れられるんだね」

以下略



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:33:56.77 ID:ifMyUBez0
??「へっくちっ!?」

??「………う〜ん、もしかして、本当に風邪……?
   今晩はここまでにして、切り上げた方が良いかしら……」

以下略



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:34:37.40 ID:ifMyUBez0
Qべえ「キュゥべえ……そうか、キュゥべえか………」

キュゥべえはショックを受けているのか、項垂れている。

まあ、私だって考え無しにこの名前を選んだワケではない。
以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:35:08.47 ID:ifMyUBez0
翌日の夜、公園――

ループの中で幾度か足を踏み入れた噴水公園に、私はこのループの中で“初めて”足を踏み入れた。
本当に初めて足を踏み入れたのは、興味半分と魔法少女体験でまどかや巴マミの魔女退治に同行した時だったか。

以下略



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 22:36:09.17 ID:ifMyUBez0
ほむら「………いたわ」

噴水公園の中央広場に差し掛かった辺りで、私はその姿を見付けた。

綺麗に手入れされ、柔らかく巻かれた金髪が特徴的な穏やかな仕草の少女。
以下略



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