過去ログ - 【多重】とある無限のリリカルなのはAlaRubrA【クロス】
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41:めけめけ
2011/08/14(日) 00:10:55.41 ID:Y6RmVO2AO
美琴「『時間跳躍』、ね…俄には信じがたいけど…状況的には、それが一番信憑性あるのね?」

フェイト「うん…本当にそうなのかは、その時がこないとわからないけど…」

インデックス「一応、魔術の中には時越えの事例もいくつかあるんだよ。…全て術の暴走の結果で、それ自体を目的とした魔術の成功例はないけれど」

それを確かめる術がない以上、仮定の話でしかない。…でも私はせめてそうであって欲しい、と思う。でなければ、私を支えてきたものが、全て崩れてしまいそうで―

インデックス「あのね、フェイト。とうまが記憶喪失になったのは、私のせいなんだ」

フェイト「…っ!?」

インデックスさんの言葉に、思わず声が詰まる。私が何も言えずにいると、インデックスさんは話を続ける。

インデックス「とうまは、わたしですら諦めてたのに、ただ1人最後まで諦めないでわたしを救ってくれたんだよ。…でもその時にわたしを庇って、頭に魔術を受けて…それより前の記憶を、なくしちゃったんだよ…」

インデックス「だから、とうまはその時わたしを救ってくれたことは覚えてないんだ…結局、その後別の事件のときにまた助けてくれたんだけどね」

インデックス「それを知ったときは、ショックだったけど…でも、記憶を失っても結局とうまはとうまなんだよ」

美琴「知らない振りをしていればそれで済むのに、人の気も知らないで毎回厄介事に首を突っ込んでは人助けをして、その度に無茶して、怪我して…あなたの知る上条当麻は、そんな人だった?」

2人の言う「上条当麻」は、まさしく私の知るお兄ちゃんそのものだった。

そんな義理なんて無いのに、私の為に、お母さんのために、はやてちゃんの為に、みんなの為に。自分の危険を省みず、守ってくれた。

インデックス「…とうまが、自分の支えになってくれた人が、自分のことを知らないってのは辛いかもしれないんだよ。でもね、とうまが、とうまであることは変わらないんだよ」

美琴「さっきも言ったけど、あいつはさ。無謀で、いつも怪我して。…一度、それで行方不明になったことがあって、ね」

美琴「その時は、あいつのことしか考えられなくて…あいつの姿を求めて街をふらふらさ迷って…たくさん、たくさんの事を後悔したの」


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