過去ログ - 【多重】とある無限のリリカルなのはAlaRubrA【クロス】
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40:めけめけ
2011/08/14(日) 00:10:27.35 ID:Y6RmVO2AO
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…私は、真っ暗な自分の部屋で、処理しきれない感情に翻弄されていた。

フェイト「…お兄ちゃんは、まだあの頃の私と出会ってない…私のことを知らない、か…」

フェイト「…私は、どうすれば、いいんだろう。お兄ちゃんと、どうやって話せばいいんだろう…」

涙が零れそうになる。そうやって思考がループして、何もできずにいると、誰かが訪ねてきた。

美琴「えっと…フェイトさん。御坂美琴だけど…ちょっといい?」

なのはかと思っていたら、訪ねてきたのは御坂さんだった。

フェイト「…え?」

予想外の人が訪ねてきたことに戸惑っていると、もう1人、別の人の声が聞こえた。

インデックス「とうまのことについて、なんだよ」

インデックスさんの言葉に反応する。―なんだろう、と思いつつ、部屋のドアを開ける。

フェイト「え、と…とりあえず中にどうぞ」

お邪魔します、と2人が入ってくる。お客さん用のお茶を用意して、3人でテーブルにつく。

美琴「単刀直入に聞くけど…あなたも、あの馬鹿…じゃなかった、上条と…と、と、当麻に救われたの?」

インデックス「本人もいないところでただ名前呼ぶだけなのに…どもりすぎなんだよ、みこと」

御坂さんがお兄ちゃんの名前を呼ぶだけで、顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしているのが可愛らしい。

フェイト「…う、うん…あの、『も』ってことはその、貴女も…?」

美琴「う、うん…正確には私だけじゃなくて、この子もなんだけどね」

インデックス「…うん。でも、あいさとかかおりとか、とうまに救われた人は沢山いるんだよ…」

そう言う2人から黒いオーラが見える。そしてその気持ちは凄くよくわかる気がする。

美琴「あの馬鹿はどんだけ人助けしてはフラグ立ててんのよ、って話はともかく…結局、あなたの恩人はあいつ、ってことでいいのかな?何か複雑…というか謎な点がいくつかあるみたいだけど」

その言葉に頷く。…どうやら、あのときの私の様子を心配してくれていたみたいだ。
…本人には言わないで、と前置きしたうえで私はさっきクロノ達が話していたことを2人に伝える。


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