過去ログ - 【多重】とある無限のリリカルなのはAlaRubrA【クロス】
1- 20
8:めけめけ
2011/08/10(水) 00:27:40.76 ID:EBJlWRCAO

???

「イチチ…んで、ここは何処だ?」

赤毛の少年が頭を掻きながら周囲を確認する。そこには草原と海、そして桜の花が舞い散る美しい森があった。

「これは素晴らしい景観ですね、ナギ。先程までの岩と砂埃だけの荒野とは雲泥の差です。」

いつの間に現れたのか、ナギの隣には2人の男が立っていた。

裾がボロボロになったローブを纏った赤毛の少年、ナギ=スプリングフィールド。

長身で黒髪の「刀」を持った剣士、近衛詠春。

そして丁寧な口調と物腰ながら、どこか腹黒さを滲ませるアルビレオ=イマ。

後に仲間を増やし「赤き翼」の名で英雄となる男達は今、エンドレスフロンティアの神楽天原にいた。

「ナギ、お前はもう少し慎重に行動しろ!謎の機械門《ゲート》を調べもしないで飛び込むな!その先が危険な所だったらどうする気だったんだ!」

勝手な行動をしたナギに説教を始める詠春。

「無事だったんだからいいじゃねぇか。細かい事気にしてたら禿げるぜ、詠春。」

一方説教なんぞ何処吹く風のナギ。ぎゃあぎゃあ騒がしい2人を放置し、アルは機械門を調べていた。

「ふむ…こんなタイプの機械門は見たことありませんね…それにこの場所、魔法世界とも旧世界とも違うようです。しかし困りましたね、これでは…元の場所に戻ることはできないようです。」

戻れないと言う言葉を聞き硬直するナギと詠春。

「ナギ…覚悟はいいか…?」

「ま、待て、俺が悪かった、それは謝る、謝るから!そろばん責めはやめて、マジで痛いからぁぁ!」

後ろでまた騒ぎ出す2人に苦笑をこぼしながら、まぁなるようになるでしょう、と今は目の前の美しい風景を楽しむアルだった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
65Res/69.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice