過去ログ - 一夏さんさよならですわ・・・
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54:うんちくチラ裏乙 ◆tt4XjKq/KE[saga]
2011/10/01(土) 02:10:02.79 ID:KnJGtqdH0
「そう、分かっているさ、分かっている、僕だって。でもしょうがないじゃないか。僕には一夏しかいないんだ」

「いいんですのよ……ひと思いに止めをさしても、あなたのために、祈るわ」

「ジェジュ<神様>なんていないよ。お母さんも死んじゃった僕は、妾の子の僕は、誰からも愛されない。マグダラのマリアは……
薄汚い妾は誰も救ってくれなかったんだ。でも、誰からも愛されない僕に優しくしてくれたのは一夏だけだから……でも」




「できない、できないよ……っ!!」




シャルはリヴァイブの兵装を解いた。ISを量子化するとしゃがみこんで嗚咽する。

「シャルロットさん、あ、あなた、正気に……?」

「ごめんね、セシリア、今まで酷いことして……ごめんねぇ、今、助けるから」




ターン




耳をつんざく音とともに、シャルはふらっと倒れた。制服に鮮血が滲んできている。


「シャルロットさん!?しっかりして……くださいっ!!」

「まったく、使えないねぇ。箒ちゃん説得する間に、始末しとけって言ったのに」


ウサ耳の女性がおもむろに歩んでくる。と、シャルの腹を蹴った。腹部に銃創があり、息が弱い。

「ふむ、簡単にいえば良心が痛んだってことだろーけど、心理学的つーか意味的ネットワークモデルで説明するとこうかな?
宗教的な語彙が関連する概念や感情を連想してリンクするうち、それと結びついた過去の記憶とか、罪悪感が触発されて洗脳が解けたみたいだね。これだからアホ毛唐は。
でもカトリックと国教会の違いもあるし、英仏バイリンガルの頭の中でどう処理されていたかとかは研究するとちょっと面白そ〜全然専門じゃないけど」


一人ぶつくさ喋っていた女はセシリアを見下ろすと場に合わないきゃぴきゃぴの声で告げた。


「やっほ〜、箒ちゃんの姉のしののの束ちゃんだよ〜、よろぴくね〜♪ちなみに、今回の黒幕なのだ〜」



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