過去ログ - 真宵「これも、また、戯言ですかね」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/08/16(火) 10:53:45.08 ID:4VTMtEH9o
「今の突っ込み、なかなか、元の阿良々木さんぽかったですよ」
「それじゃ、駄目だろう」
とは、言わない。
正直、真宵ちゃんにぼくの事情がどれほど知られているのかはわからないけれど。
・ ・ ・ ・ ・ ・
しかし、阿良々木さんか……
・ ・ ・ ・ ・ ・
そう、真宵ちゃんが覚えつづけるのは――阿良々木さんなのだ。
メタの申し子とまで呼ばれる真宵ちゃんは、僕は阿良々木ではないと言うことを知ってい
るのだろうか?
知らないのだとしたら、結局、やっぱり、僕は死んだと同時にすぐ死んでしまうのだ。
知っていたのだとしたら、僕は、すでに、死んでいる。
限りなく戯言のような感傷であるけれど、限りなく本気の戯言だ。
本当に、見苦しい。
本当に、息苦しい。
けれど、これが、これこそが――
ぼくと、彼の望んだ世界なのだ。
どうしようもなく矛盾だらけで、どうしようもなく偽者な、どうしようもなく受け入れな
ければいけない世界なのだ。
たとい間違っていたとしても、望んでこうなったのだから、責任は取らねばならない。
ぼくのため、彼のため、死んだように、死にそうに、生きなければ、生き続けなければな
らないのだ。
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