過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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129: ◆TVdz386dzA[saga]
2011/09/04(日) 10:51:15.17 ID:TA8lfxHy0




(なンだ、寝てンのか)



昨日自分が寝ていたベッドに美琴が体に何も掛けず、体を丸めてすぅすぅと寝息をたてて寝ていた。こうして彼女の寝顔を見るのは二度目だ。
髪の毛はまだ濡れているのかベッドのシーツに映えるように艶やかなシャンパンゴールドの光を放っている。


(猫みてェ……)


体を丸め寝ている姿はまるで今日見た猫のようだと一方通行は思った。
安心しきった顔で擦り寄ってくる人間に慣れたあの子猫。目の前に寝ている美琴はそれにとても似ている。

ベッド横に敷いてある昨日の美琴の寝床に座ると、ふと彼女の手元に何か握られてるのを見つける。
携帯電話に付いたピンク色のカエルのキーホルダー。お世辞でも可愛いと言えないキャラだが彼にとってそれは大きな意味を持ったもの。


「あンときのか」


それは前に美琴が無理矢理自分に押し付けてきたそれの色違い(性別違い?)の代物。
携帯に付けていたのか。ぼんやりそんなことを考えていると突然美琴がモゾモゾと動き出した。


「ん〜……」

「チッ、世話の焼けるヤツ」


どうやら起きる気配はないらしい。身じろぎ丸まろうとする美琴に一方通行はベッドの隅にあるタオルケットを無造作に掛けてやる。
すると温もりを手に入れたのを感じ取ったのか美琴はむにゃむにゃと満足そうに再び夢の中へ帰っていった。



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