過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」 〜2〜
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◆TVdz386dzA
[saga]
2011/09/23(金) 22:35:28.47 ID:9G9ARhHd0
――――――――――
《被験者周辺にAIM拡散力場確認、演算数値を算出―――》
実験室天井の四隅に配置されたスピーカーから感情を持たない女性の声が淡々と響き渡る。
美琴は地下に存在した実験室を少し狭い体育館という印象を受けた。無論学校の体育館よりも殺伐とした雰囲気が漂っている。
そしてそこには得体の知れない箱型の装置が幾つも置かれその中にひとりの少年が立っていた。
「彼が超能力者(レベル5)の垣根帝督」
芳川達三人は強化硝子越しのモニターが並ぶ観測室からその光景を見つめていた。その室内には白衣の人間数人がパソコンモニターに齧り付いている。
美琴は中の状況をもっとよく見ようと硝子板に額を両手をベッタリとつけている。
かたや美琴の隣に立っている一方通行は興味無さげに瞳を向こう側の少年に向けていた。
「あの人が……」
「ちなみに彼は学園都市第二位の超能力者よ」
「第二位かぁ……」
(忘れてたけど、一方通行って学園都市第一位の超能力者なんだよね)
いつも一緒にいると忘れがちになるが一方通行は学園都市第一位の超能力者なのだ。
この街の頂点であるのに自分はそれをあまり気にしていないのは何故なのかと考える。
きっと自分は彼の『全体』を見ているから、というのが正解だろう。
第一位の肩書きは彼を知る上のひとつのパーツであってもそれが彼のすべてではない。様々な要素を揃って一方通行という人間なのだ。
それに第一位としての称号を一方通行はあまり好んでいない節がある。だったらこちらも忘れている位が丁度良いのかもしれない。
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