127: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/23(火) 20:05:36.32 ID:W+KohuJio
「……つまりアレはこォいう事かよ。木ィ原くン?」
死体回収のバイトの意味を理解し、赤い瞳で睨みつける一方通行。
普通の人間なら射すくめられて固まるか震えるかしてもおかしくない迫力だが、木原は全く動じない。
「もう後戻りはできねえぞ。お前は第一位に勝っちまったんだからな」
「…………」
どうやら。
白々しい無能演技などとうに看破されていたらしい。
いつごろから勘付かれていたのか。
最初からかもしれないし、つい最近かもしれない。
一方通行には、木原の考えている事が分かったためしがない。
(当然かもな。コイツだし)
一方通行は木原に敵わない事を、ずっと昔からよく分かっている。
そして、出来ればずっとそうありたいと思っている。
勝てないというより、本音ではこの男には勝ちたくないのだ。
あくまでも自分の上に立って、庇護してくれる立場であって貰わなければならないのだ。
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