283: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/08/31(水) 00:16:14.77 ID:L1XofREuo
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よれよれのノートを持った木原が言う。
「ところでクソガキ。宿題は終わったか?」
「駄目だねェ。今夜は徹夜かもしンねェわ」
腹を曲げて笑っていた姿勢から立ち直り、うんざりした顔で自室に向かう一方通行。
とはいったものの。
実は宿題はとっくに終わっている。
今朝木原が訪ねて来た時は、丁度鞄の中に準備している所だったのだ。
なぜ宿題がまるで終わっていないなどと嘘を吐いたのかというと、他でもない木原が訪ねて来たからだ。
彼がわざわざ一方通行に会いに来る時は大抵ろくでもない用事を抱えている。
入って来た木原の顔を見た瞬間に「あ、これはやべェ」と思った。
また暗部のゴタゴタに巻き込まれてはたまらないと、咄嗟の判断でひと芝居打ったのである。
結果的に予想は当たっていた。
(本当は七月中に終わってたなンて言ったら、またブン殴られンだろォな)
「――なんて言わなくてもバレてんだよクズが」
一方通行がこっそり考えていたその時、木原が右手のノートを持ち上げてこう言った。
妙に見覚えのある。
夏休みの宿題用の。
「望みどおり今から殴るから歯ぁくいしばれ」
「 」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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