633: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:14:07.77 ID:bVxhRllno
そう、考えれば考えるほど楽しくなってくる。
彼の機嫌が良い理由は、実はそこにもあった。
単純にクローンの苦悶のダンスも滑稽だが、
634: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:14:44.47 ID:bVxhRllno
プログラムのインストールが終了したらしい。
『ANGEL』とかいうふざけた名前のチップだった。
踊り狂っていた最終信号が、ピタリと動きを止めた。
635: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:16:38.80 ID:bVxhRllno
「――何だ、ありゃ」
数百メートル先で、薄く広がる巨大な膜のようなものが、一点から大量に放出し、雨空へ突き抜けた。
636: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:20:07.50 ID:bVxhRllno
「ちくしょう、悔しい! 飛んでやがるなぁアレイスターッ!! 理論のりの字も分かんねーぞ!?
科学者のくせに科学を否定するたぁ、何たる科学者だよオイ!!」
大興奮のリーダーをよそに、そこまで科学に精通していない社会のクズの部下たちは、
637: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:23:28.41 ID:bVxhRllno
∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
その魔術師は特別だった。
638: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:25:21.81 ID:bVxhRllno
音の方を見て、その正体を見て、彼女は逆上した。
天使だ。
あれはまるで天使の翼ではないか。
639: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:26:15.27 ID:bVxhRllno
――――――――――――――――――――→
何となくだ、何となくである。
640: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:27:54.82 ID:bVxhRllno
電話が鳴った。外線。本日二回目。先程からどのくらい時間が経ったのか。
自分宛ではないという事もほとんど意識しないまま、彼は反射的に受話器を取った。
641: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:28:48.24 ID:bVxhRllno
『こんな時にリーダーは捉まらないし……どうしちゃったっていうの……
まさかもう垣根に殺されちゃったなんて事にはなってないでしょうね……』
「……まさか」
642: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/25(日) 01:32:13.65 ID:bVxhRllno
つづくつづく
原作木原の何が良いって、あの追い詰められてからの凄まじいまでの小者臭ですよね
1002Res/479.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。