694: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:34:24.57 ID:s6seuxzCo
門を出た。
さてどこへ行こう。
695: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:36:05.22 ID:s6seuxzCo
首を曲げて声のした方を見ると、黒い装甲服の人間が立っていた。
そのごつい服装には見覚えがあった。猟犬部隊の配給品だ。
声の高さからして女性のようである。
696: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:37:35.87 ID:s6seuxzCo
「……」
「でも私がのこのこ出てった所でまとめて潰されるのは目に見えてるし。
もう、どうしたらいいのよ……」
697: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:38:16.37 ID:s6seuxzCo
すたすたと前を歩くナンシーの少し後を、数歩遅れて付いて行く。
「木原の野郎がそォ簡単に死ぬわきゃねェっつの」
698: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:39:00.69 ID:s6seuxzCo
∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
699: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:40:16.86 ID:s6seuxzCo
取り合わず、垣根はもう一度呼びかけた。
「帰せ。そのガキを……日常に」
700: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:41:49.62 ID:s6seuxzCo
ここまで手を出さずに聞いてやったなら、垣根にしてはよく我慢した方だろう。
彼の手から未元の刃が発生し、しっかりと木原の方へ向けられた。
701: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:43:21.44 ID:s6seuxzCo
「ぐえええぇっ!?」
間抜けな悲鳴を上げて、敵が倒れた。
702: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:44:17.08 ID:s6seuxzCo
その彼に、隊員の一人が語りかける。
「第一位の方は……どうします?」
703: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:45:26.32 ID:s6seuxzCo
木原の問いに、垣根は答えなかった。
垣根は自分も大概クズだと最近自覚してきているが、
だからと言ってこんな輪を掛けたようなクズ男に語って聞かせるほど、彼の今の心境は薄汚れてはいない。
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