過去ログ - ∞木原式∞ 第一位のつくりかた
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93: ◆goBPihY4/o[saga ]
2011/08/22(月) 19:50:03.23 ID:g2nhK56+0

(何だ? 何だよ? 何なンだよ!? 何でわざわざ殺すって方向に頭が行くンだよ!?)

(動けなくすりゃ勝ちとかでいいだろォが! 怪我すンのも嫌だけどよォ!)

(闘って工夫して降参させましたってンじゃ何でダメなンだ!?)

(分っかンねェ!! 分っかンねェ!!!)


彼はレベル3の判定を受けてから、相応の生活をしてきた。

無茶な事には巻き込まれず。
低レベルだとバカにされて道を踏み外すような事も無く。

多少特殊な扱いをされながらも、レベルに見合った平和な人生を送って来た。

学園都市に大きな闇がある事はずっと前に学んでいる。

十歳まではまさにその闇のど真ん中に立ちつくしていたのだし、現在一番近しい人間である木原は暗部のリーダーだ。
一方通行自身に関わりがなくとも、木原の周囲で人がバタバタ死んでいるのは知っていた。

知識としては。

実感を持った事は無かった。

五年間、保護者の庇護のもとでまともに生きて来たのである。

どんな特別な才能を秘めていようが、急に都市の裏の顔だの負けたら死ぬだのという現実を突き付けられてもピンと来ない。

ピンと来る前に、現象だけがじりじりと近寄って来る。



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