過去ログ - 千春「・・・なんなんスかアレ・・・・・・;」 花山「使徒だ。」 千春「シト・・・・・・?;」
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赤いイヤーカフ
2012/09/06(木) 18:36:55.68 ID:2OrpT5Ox0
老朽化しているとはいえ芯入りのコンクリート。
摩耗しているとはいえ頑強だったそれは、実銃に撃たれた発泡スチロールのように辺りに散らばった。
オリバの行動を先読みしていなければ、今頃サクラはコンクリート片の密集弾に撃たれ、負傷はせずとも隙を生じさせていただろう。
バ ッ ! !
天井からオリバへと襲い来る、サクラのスコーピオンキック。
ガ ッ
それを事もなげにオリバは掴み止めた。
サクラ(速い・・・)
ド フ ュ ッ ! !
タオルを投げるような軽い動作で、地面と水平に投げられる経験。
そんな物はサクラとて体験した事が無い。
ド オ ン ! !
十数メートル程遠くにある壁に、深々と刺さるサクラの背中。
彼の口の中に鉄の味が広がる。
サクラ「!」
直径1メートルのコンクリート片が飛んできた。
バコッ
サクラは壁から背中を外し、転がるようにして退避。
バ ガ ! !
その直後に壁が爆破された。
間一髪の回避だった。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・
全身の筋肉を余すところ無く肥大化させたオリバが向かって来る。
楽しげな表情とは裏腹に、彼の肉体は殺気に満ち溢れていた。
だがサクラは逃げない。
脚を[掴ませた]時、瞬時にしてオリバの身体能力を看破していたから。
ブ ァ ア ア ッ ッ ! ! !
彼の拳は戦車の主砲と同等もしくはそれ以上。
だがしかし、捕れぬ物ではない。
ガ キ ュ ッ
掴み、そして・・・
ボ グ ッ
外した。
サクラ「まずは右肘・・・」
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