過去ログ - セシリア「わたくしが主役でしてよ」
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20:IS ifストーリー Cecilia Alcot ◆l5R7650ANI[sage saga]
2011/08/29(月) 03:29:12.78 ID:OOZ0J+gG0
「ふう、終わった終わった……ん?みんな何してんだ?」
IS学園はエリート校だ、全世界から国家を背負うべく、優秀な生徒たちが集められている。身体能力も個人差こそあれ、下限であっても一般のそれを凌駕する。白装束に身を包んだ一夏の純潔を守る乙女の会の姿と磔の柱に火焙りの準備は一瞬で消え、縛られたセシリアが床に転がされている状況だけが残った。
「あれ〜織斑君どうしたの?私たちが何?」
「……い、いや……今…………まあ、いいか」
今一夏に気付いたようにしか見えない相川さんの様子に、一夏は不思議そうに首を傾げてからセシリアのところに近づいてゆく。
「とにかく……セシリア……一体どうしたんだよ?なんでそんなところで縛られてるんだ?」
「話せば長くなりますというかなんといいうか……学校というものの抱える深刻な闇を垣間見た気がしますわ……とりあえず、ほどいてくださいませんか……?」
「闇……?わからん……もうちょっとわかり易く言ってくれよ。――あ、おう、悪い……あれ?なんだこの結び方……どうなってんだ?」
「きゃん!ちょっ、い、一夏さん!くすぐったいですわ」
結び目を探る一夏の手が結果的にセシリアの体をいろいろ弄るから、セシリアは恥ずかしいやらくすぐったいやら、そのあげる声がちょっと艶っぽくて、一夏の頬に朱が差す。そういえばセシリアはくすぐったがりのくせにやたらとボディタッチを要求するよなぁなんて思いつつ。もちろんそんなことはおくびにも出さないでロープと格闘する。
「そ……そんなこと言われても、仕方ねぇだろう?本当に結び方がこれわけがわからなくて……あ、セシリアちょっと両足をそのまままっすぐ上にあげて……あ、あれ?」
「ちょ、ちょっと一夏さん!?足が下せなくなりましたわよ!?」
背中を床につけて、揃えた足を高々と上げているセシリアの足側に一夏が膝立ちでいるという絵図は、非常に倫理的によろしくない。もっともスカートの上から縛られている為見えてはいけないものは見えていない。DVD/BD版をご購入くださいということ。思わずごくりと一夏が喉を鳴らす。
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