過去ログ - セシリア「わたくしが主役でしてよ」
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21:IS ifストーリー Cecilia Alcot  ◆l5R7650ANI[sage saga]
2011/08/29(月) 03:30:18.62 ID:OOZ0J+gG0




「うわぁ、おりむー……うっわぁ……」

「なっ!違う!そうじゃない!!」

 真っ赤になって否定してしまうから、クラスメイトにとってこのカップルは本当に、どっちもちょろすぎる、何が違うと言うのやら。周りから冷やかされながら、セシリアをその恰好のままに弁明を続ける一夏に痺れを切らした箒と鈴がつかつかと近づいて来た。

「いいからそこに膝立ちはやめろ一夏、まったく……破廉恥な。どけ」

 箒が一夏の首根っこを掴んで無理矢理に立たせ、ぐいと横にやってしまう。

「さー、セシリア、あたしがほどいたげる♪」

 両手をわきわきさせながら薄笑いを浮かべる鈴、そして視界の隅には安心しろ、と言いつつ少し嬉しそうに笑っている箒。

「……え、えーっと、け、結構ですわ?あの、一夏さんがほどいてくださいますので……」

「一夏じゃ次の授業が始まってもそのままよ、もしくはもっと恥ずかしいポーズを取らされるかよ……どっちがいいの?」

 鈴がセシリアに顔を近づけ、凄んで見せる。

「わ、判りましたわ、よろしくお願いします」

 承諾の返事に聞こえるが、鈴はその言い方一つで違和感を感じ、ぼそとセシリアにだけ聞こえる小声で問う。

「…………正直に言うと?」

「……え、えっと、い、一夏さん」

 やはり鈴にだけ聞こえるくらいの小声でセシリアがこっそりと返すと、鈴は身を起してにーっこりと笑うのだった。






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