287:第C話―――滝壺「きぬはたの事よろしくね」 香焼「はいぃ?!」 [saga]
2011/09/04(日) 20:18:57.68 ID:R182AJ140
―――とある翌日、PM03:45、学園都市第7学区、セブンスミスト、屋上・・・・・
選んだプレゼントを確認しに、最愛の後を追う。
女の子らしい可愛い小物か、はたまた、背伸びしたがってネックレスなんかを選ぶのか。楽しみだった。
彼女が向かう先は先の雑貨露店……ではなく、何故か出入り口付近・自動販売機コーナーの方。
香焼「え……最愛?」
絹旗「こっちです」
ピタリと彼女が立ち止まる。そして指差す先には、数名の子供達が群がっている……
香焼「ガチャポン?」
絹旗「はい。ガシャポンです」
正式名称、カプセル自動販売機&カプセルトイ。通称、ガチャポン・ガシャポン・ガチャガチャ・ガチャンコ・ガチャ。
その……言葉に困る。一体何を選んだのだ?
絹旗「これです」
もあい「にゃ」
香焼「……なぁにこれ」
絹旗「見て分かりませんか。お菓子ガチャです」
見れば分かる。何故これを選んだのか俳句にして答えろ。
絹旗「え、えっと……おかしたべ たいよーっておもった んですです」アタフタ・・・
香焼「無茶ぶりした自分が悪かった。謝る」ハァ・・・
絹旗「くっ……今回は調子が悪かっただけです」グヌヌ・・・
ステイルに禁煙を求めてない様に、貴女にも国語力を求めてません。安心して下さい。
さておき……話を戻そう。
香焼「最愛。他にも色々あっただろ? 何でこういうのを」
最愛「香焼は『好きなの選んで』って言ったじゃないですか。私は選んだだけですけど」
香焼「…………、」ハァ・・・
最愛「……そんな顔するなら始めから私に選ばせないで下さいよ。自分で選べば良いのに」ジトー・・・
御尤もな意見だが、何か腑に落ちないな。
とりあえず一回百円だし、これとは別に後で何か買ってプレゼントしてやろう。
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