過去ログ - あまくさっ!? 〜ただいま。〜
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288:第C話―――滝壺「きぬはたの事よろしくね」 香焼「はいぃ?!」 [saga]
2011/09/04(日) 21:30:16.63 ID:R182AJ140
お小遣いを渡す父親気分で、最愛に百円を渡す。
楽しそうに目的の販売機に硬貨を投入して、ガチャンガチャンと2回レバーを回した。
カコンと呆気無い音と共に落ちてくるカプセルを拾って、宝箱を開けるかの如く2色の半球を分離させる少女。


絹旗「む。と……都(と)こんぶストラップです」ジー・・・

香焼「都(みやこ)こんぶっすよ」

絹旗「し、知ってますしぃ! 香焼を試しただけですしぃ!」カアアァ///


はいはい。
最愛の残念漢検はさておき、ストラップをよくよく見遣る。どうやらゲコ太の着せ替えストラップの類みたいだ。
内封されている説明書を読むと、懐かしの駄菓子キャンペーンの様なものらしい。


香焼「へぇ……でも懐かし?」

絹旗「そうなんじゃないですか? この街に駄菓子やなんてありませんよ」

香焼「自分の地元はまだ何件かあるよ」


尤も、内装は新しくなってるが今でも昔ながらのお菓子が売ってたと思う。
海外生活が続く天草教徒(日本人組)にとって、欠かせないアイテムだったりする。
探せばこの街にもレトロ店の様なものはある気がするが、如何なのだろう。今度佐天さんに聞いてみよう。


絹旗「私は麦野が何処かから持ってきたお菓子パックでしか見覚えありませんよ」

香焼「今度買ってきてあげるよ。日本人に買ってくるお土産じゃない気もするけどね」アハハ・・・


駄菓子類は英国組にもウケが良い。因みに、都こんぶはアニェーゼの好物と化している。


香焼「……だけど、本当にそれで良いの?」

絹旗「はい」

香焼「百円だよ?」

絹旗「百円だろうが0円だろうが油田だろうが、香焼のプレゼントには変わりありません」

香焼「…………、」ポリポリ・・・

もあい「みー」


そう言われると、弱い。


絹旗「じゃあもあいにも何か買ってあげて下さい」

香焼「……後でモンポチ(高級猫缶)買ってあげるよ」


良かったねー、ともあいを撫でる最愛。
何だか釈然としないが、彼女が喜んでいるので良しとしよう。





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