343:第C話―――滝壺「きぬはたの事よろしくね」 香焼「はいぃ?!」[saga]
2011/09/06(火) 06:22:47.73 ID:ooU393vg0
一向に動けないまま、数分が過ぎる。無言が苦しい。
こうなったら佐天さん辺りにお願いして、最愛を泊めてもらおうか……そんな事を考えた瞬間、メールが来た。
勿論、滝壺さん。
『よろしく』
短く四文字。何が『よろしく』なんでしょう?
香焼「え、えっと……とりあえず、ご飯食べよ」
絹旗「…………、」ジー・・・
もあい「にゃぅ」ペロペロ・・・
立て続けにメール……『きぬはたを よろしく』……何度も送るな。
香焼「お腹空いたでしょ? ファミレスでもワクドでも良いからとりあえずは」
絹旗「…………、」
あの部屋でゴロゴロして一日を過ごすというスタイルが崩れた瞬間、生活応用が効かなくなったのか。
そしてまたメール。
『こうやぎくんの家でご飯食べれば良いんじゃないかな? 第1学区、近いでしょ?』
どうしても最愛を我が家に泊める気か?こうなったら返信してやる……『最愛は女の子で、自分は男でしょう』……はい、論破。
10秒後返事が来る。早いな、オイ。
『何かする気? そんな度胸無いでしょ(苦笑)』
勿論そうだが……非常に腹が立つ。更に立て続け、もう一通来た。
『うん。信じてるよ♪ by滝壺。 Bまでなら許す☆ byフレンダ。 まぁ……頑張れ。by浜面。』
神は死んだ。
香焼「だあああああああああああああぁっ!!」
絹旗「っ!」ビクッ・・・
香焼「くそぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、」ハア・・・
絹旗「こ、香焼?」
仕方あるまい。五和と浦上が居れば大丈夫だ。
香焼「最愛……ウチ、来る?」ハァ・・・
絹旗「え」キョトン・・・
香焼「多分、五和と浦上も来るっす。一緒にご飯食べよう」
絹旗「い、良いんですか!?」パアアァ!
もあい「にゃん!」フリフリ!
満面の笑み。ノーとは言えませんよ。
という訳で……僕らはスーパー経由(夕飯の買い出ししてから)で我が家へ向かう羽目となった……―――
1002Res/1177.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。