55:第A話―――佐天「さ! 走ろうよ!」 香焼「・・・・・・そうだね」クスッ
2011/08/25(木) 02:49:02.78 ID:Jhet7Q0e0
寮監「>>53。屋上だ」
・・・・・寸・・・・・
ストレッチという名のセクハラが終わる。時計を見ると7時を過ぎた辺りだった。
佐天「あー。そろそろ帰らないと拙いね」チラッ
香焼「そうだね。一応平日だし」
佐天「・・・・・・うん」スッ・・・
立ち上がり葉っぱを払う佐天さん。自分も身体を起こし、髪についた砂を払った。
では、そろそろ出ようか。
佐天「あ・・・・・・ねぇ。香焼くん」チラッ
香焼「ん?」ピタッ
イヤホンを耳に掛けようとした瞬間、呼び止められた。
佐天「あの、さ。私はいつも此処グルグル走ってるんだけど・・・・・・香焼くんは?」
香焼「自分は気分で色々っすよ。基本的には第1学区周りっすけどね」
佐天「そうなんだ・・・・・・えっと、良かったらなんだけど、一緒に走らない?」ポリポリ・・・
香焼「え?」キョトン・・・
佐天「あ、いや。無理だったら別にいいんだけど」アハハ・・・
無理ではないが、どうして?
佐天「どうしてって・・・・・・ま、まぁ同好の士としてかな」ポリポリ・・・
香焼「ははは。なるほどね」クスッ
それなら大歓迎だ。
佐天「ほ、ほんと!?」パアアァッ!!
香焼「うん。でも自分、毎回こっち来れる訳じゃないっすよ」
佐天「それは、ほら! メールで場所とか時間考えれば大丈夫! 私、香焼くんとアド交換したよね?」ニカッ!
香焼「うん。した筈っすよ」コクッ
佐天「よしっ! じゃあまた後でメールするよ!」ブイッ!
やけに楽しそうな彼女。
佐天「うん! それじゃあまたね!」ノシ
元気良く駆けて行く彼女。自分も自販機で缶ジュースを一本買った後、自宅へ戻る事にした。
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