567:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/16(金) 19:10:37.95 ID:UaUTwu/f0
それではと電話を切ろうとした時、待てと止められた。
オルソラ『サーシャ。今交代するのでございますよ』スッ・・・
サーシャ「へ?」
アニェーゼ『ういうい」』ヨッ!
カルテッ娘(我らが)リーダー、もとい、ローマ正教所属英国清教預かりの身―――アニェーゼ=サンクティスの声。
アニェーゼ『何やら忙しそうじゃねぇですか』フンフンッ
サーシャ「ええ……第1の心情ですが、ぶっちゃけ嫌になりますよ。なーにが『吸血種』ですかってね」ハハハ
アニェーゼ『吸血鬼ぃ? んなオカルト通り越してSFな存在を、よくもまぁ其方のまとめ役が認証しやがりましたね』
サーシャ「いえ。第1の訂正ですが、吸血『種』です。それに成教的には『そんなもの』認めていませんから。認めつつあるのはローマです」
アニェーゼ『んな細けぇ事は、どぉでもいいですよ……でもまぁ学園都市ねぇ』フーン・・・
そこがネックなのだ。謂わば絵本の中に飛び込む覚悟である。
アニェーゼ『早めに言ってくれりゃぁ手伝えたものの』フム・・・
サーシャ「第1の確認ですが、貴女は今英国側預かりの身でしょう。私に加担出来ない筈です」
アニェーゼ『ばーか。中途半端な位置に居る不良部隊の頭だからこそ、勝手な真似できるんですよ』ハハハ!
サーシャ「やれやれ……貴女らしいといえば貴女らしい解答です」フフッ・・・
アニェーゼ『それにまぁ、ダチ公のピンチとなりゃ話は別です。「柵」なんぞ糞喰らえってね』クスッ
彼女は何というか……情に厚い。そういう部分が人を率いる素質・カリスマ性に繋がるのだろう。
アニェーゼ『ふむふむ……とりあえず都市(アッチ)着いたら無理矢理にでも「ワンコ」頼りなさい』
サーシャ「ワンコ……彼を? それは無理なのでは。第2の確認ですが、彼の凄教は確実に英国傘下ですし」
アニェーゼ『うっせ。頼れ。これ命令。アイツが断ったらアイツ死刑』
サーシャ「……あはは」タラー・・・
横暴な。
アニェーゼ『あとは出来得るサポートはしてやります。アンジェレネと一緒に不良神父(ステイル)揺すりますから』ハハハ
サーシャ「ほ、程々に」タラー・・・
アニェーゼ『ええ……サーシャも無理すんじゃねぇですよ。あと、あの服で行くのは止めとくべきですね』クスッ
サーシャ「第1の同意です……でも、わの糞上司が……、」プルプル・・・
『アレ、制服だから強制よ』とか『動きやすいでしょ?』とか……マジいつか殺す。
それから少々雑談をして、電話を切った。
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