569:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/16(金) 20:35:01.18 ID:UaUTwu/f0
彼女には今回の件を話しても大丈夫だろうと、詳細を告げた。
オリアナ『―――……ふーん。要は元KGBの連中のメンツがヤバいって事かしらね』
サーシャ「第4の解答ですが、分かりかねます。私に政治云々の情報開示はされてませんよ」
オリアナ『あはは。そうね……それで? 私に何を聞きたいの?』
サーシャ「はい、二点ほど」
まずは『潜入』について。そして嘗帳(都市内マップ)だ。
オリアナ『一つ目から話すわ。潜入は容易いわよ。人払いとか気配遮断の術式展開しとけば良いんだもの』
サーシャ「第1の確認ですが、それは逃走においても同様ですか?」
オリアナ『うーん……私は運悪く「坊や」達に見つかっちゃったんだけど、今回は敵じゃないんでしょ?』
サーシャ「はい。ただ味方でもありませんが」
オリアナ『じゃあ安心なさいな。ただ忠告しといてあげるけど、携帯とか記録の残る電子機器は使うの控えなさい。すぐ傍受されるわ』
サーシャ「ふむふむ」カキカキ・・・
オリアナ『あと中に入ったら極力魔術も控えなさい。都市内だとアレイスターや何人かの潜伏している魔術師達に勘付かれる』
中々ハードなミッションだな。まぁ潜入(スニーキング)作戦とはそういうものだろうけど。
オリアナ『じゃあ次に二つ目だけど……嘗帳要る? SVRからマップ貰ってるんでしょ?』
サーシャ「いえ。第2の願望として、その様な当たり前のマップではなく……移動経路としてです。貴女は見てきてるのでしょう?」
オリアナ『そういう事……あんまり教えたくないのだけど』ウーン・・・
サーシャ「安心して下さい。第1の提示として、礼金はたんまり弾みますから」
オリアナ『あはは。子供の口からそんな事言われちゃ、大人のお姉さんとしては形無しね……良いわ、教える。一回でメモりなさいよ』
オリアナの説明が始まる。いくつかのルートがあるようだ。
オリアナ『目的地は学園都市第7学区の南側でしょ? 進入ルートってか突撃口の予定は?』
サーシャ「今のところはありません」
オリアナ『だったら最南の第10学区から侵入すべきね……でもハバロフツクからかぁ。やっぱ北口かしら?』
サーシャ「第5の解答です。作戦本部から指揮は私と突撃部隊の隊長殿に任されています。2人で決める予定です」
オリアナ『うん。じゃあ可能であれば南口から。もし北口からなら第19学区がオススメよ』
サーシャ「ふむふむ……では第4の質問です。避けた方が良い学区は?」
オリアナ『第2,3,7,8,11,13,18,23学区よ……でも第7学区には行かなきゃダメなのよね』
サーシャ「肯定です」
行かなければ話が始まらないのだ。仕方なかろう。
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