過去ログ - あまくさっ!? 〜ただいま。〜
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575:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/17(土) 00:16:43.30 ID:Ee66Y1gU0
空港から南東へ2時間程走り、軍事飛行場の様な場所に着いた。多分非公式なモノだろう。
因みに、結局車内では大したコミュニケーションを取れなかった……残念である。
もっとフランクに話すべきだったか。今度アニェーゼとレッサー辺りにコツを教わろう。勿論、下ネタ抜きで。


バスカフ「到着です……特尉殿。少々車でお待ちして頂いても宜しいでしょうか?」チラッ・・・

サーシャ「え?」

バスカフ「その『大尉殿』……我々の上司に報告を」アタフタ・・・

サーシャ「第3の提案ですが、私が直接挨拶に行きます。それが余所者としての筋でしょう」ジー・・・

バスカフ「そ、その心構えは立派なものですが……その……すいません。そうまず報告に来いと命令されているので」タラー・・・


ふむ。それなら仕方ない。


バスカフ「申し訳ありません。では……兵長。よろしく! (頑張れ!)」チラッ・・・

イァーク「おま……覚えてろ」ボソッ・・・


急いでプレハブの様な場所へ駆けていくバスカフ一等兵。ではこの内に質問しておこう。


サーシャ「兵長。第6の質問です……大尉殿、と言ってましたがどのような方ですか?」

イァーク「え!? あ、はい……そうですね。会えば分かりますが、女傑、とでも言うのでしょうか」

サーシャ「ふむ。女性とは聞いていましたが……特殊部隊のリーダーが男性を率いる女傑、と。驚愕と共に憧れますね」キラキラ・・・

イァーク「あ、あはは……(コッチの方が驚きだっつの!)」タラー・・・


ワシリーサの知り合いというくらいだから相当肝も座っているのだろう。会うのが楽しみだ。
数分後……プレハブからぞろぞろと兵隊が出てくる。私も挨拶の準備をする為、外套をキッチリ締め、スピーチを考えたりなんかしてみたり。

その中からバスカフ一等兵が此方に歩み出し、後部ドアを少し開け、話しかけてきた。


バスカフ「……特尉殿」チラッ・・・

サーシャ「出迎え、ですか……態々申し訳ありません」タラー・・・

バスカフ「あの、その……後先に謝っておきます」

サーシャ「はい?」

バスカフ「……何があっても、気を悪くされないで下さい。我々なりの歓迎だと思って」タラー・・・

サーシャ「はぁ」キョトン・・・

イァーク「……邪険にするつもりはないと思って下さい。多分、その……色々驚き故の事ですから」タラー・・・


何やら良く分からないが、サプライズでもしてくれるというのだろうか。
私はバスカフ一等兵が開けてくれたドアから、ヒョコリと、車を降りた。




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