611:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/20(火) 01:56:57.96 ID:tjHrp3ic0
アンジェレネは『贈り物』についてはボカし、兎角『住所』を聞き出す事にした。
ランシスもそれを手伝うかのように、サササとペンを走らせる。
アンジェレネ「あー……ほら。この前の駄菓子のお礼です。送るって言ったよね」
香焼『え? うーん、そうだったっけ? でも、英国で貰うよ』
アンジェレネ「え!? あ、いや……ほら。都市のお友達にも分けて欲しいなぁって。賞味期限が中途半端だから」アハハ・・・
香焼『別に気を使ってくれなくても良いのに……、』フム・・・
拙い。何やら悪い方に行ってる気がする。
アンジェレネは助けを求め、ランシスをチラ見した。一寸悩み……ランシスの手が動く。
書いてある言葉を見て、三人はドキッとしたが、最早『賭け』だと考え了承した。
アンジェレネ「えっと、ほら。ドチラにしろ、今後贈り物したい時に住所知っておくと便利だし……教えておいて貰えませんか?」
香焼『んー、別に自分なんかに贈り物なんて』フム・・・
アンジェレネ「『別に』『自分なんか』は禁止だよ。いつもお世話になってるんだから素直に受け取りなさい」メッ
香焼『……うん、ごめん』
アンジェレネ「大丈夫。悪用なんかしないから」フフフ・・・
香焼『アンにその心配はしてないよ。レッサーだったら別だけどさ』ハハハ
アンジェレネの後ろで露骨な歯軋りが聞こえた。
兎角、何とか住所をゲット。これで一安心だ。
アンジェレネ「……うん、ありがとう。じゃあお礼送りますね」フフッ
香焼『うん。楽しみにしてるよ』
それじゃあ、と電話を切ろうとした時……アニェーゼが電話を貸してくれと目で合図をしてきた。
アンジェレネは頷き、香焼にその旨を伝え、交代した。
アニェーゼ「もしもし。おはようございます」
香焼『おはよう。寝坊助三人がこんな朝早くにビックリだよ。雪でも降るんじゃないかな』ハハハ
アニェーゼ「悪ぅござんしたね……さて、コーヤギ」
香焼『ん?』
一寸間を置き、トンデモない事を告げた。
アニェーゼ「『主は貴方に試練を課すでしょう』……OK?」ニヤリ・・・
香焼『はぁ?』ポカーン・・・
アン・レッサー・ランシス「「「っ!?」」」タラー・・・
唖然。何を言ってんだ、この馬鹿シスターは。
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