626:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/21(水) 21:20:22.64 ID:bBzDPXqF0
数分後……埼玉に入る。
日本政府からの無線が入り、それは難なくクリアするのだが、まるでそれをジャックするかの様に、別の信号が入ってきた。
通信兵「大尉殿。『都市』からの電波です……日本語ですが、如何しますか?」チラッ・・・
大尉「やはり『ヤツ』を連れてくるべきだったな……まぁ良い。英語で返してやれ」
頷き、英語で応答する。すると都市側も英語で返答をし『責任者を出せ』とせがんできた。
やれやれ……と大尉殿が通信機を取る。
都市外交員『―――ら―――す――――――……此方、学園都市理事会。此方学園都市理事会』ガガガ・・・
大尉「此方責任者。聞こえている……何用だ」
外交員『貴殿の部隊は何者だ。所属を問う。繰り返す。貴殿の部隊は何処の部隊だ。所属を問う!』
大尉「それに応えたとして、如何するつもりかね」
外交員『貴殿の部隊は我が学園都市の領空圏を通過するルートを通っている様に思われる。許可は取っているのか』
大尉「だから何だ。我々は日本政府の許可を取っている。確認してみろ」
外交員『学園都市が独立自治権を持っている事くらい知っているだろう。都市理事会の正式な許可無く――』
大尉「喧しい。世の中には貴様らのSF都市を独立都市だなどと認めていない国家は五万と居よう」
一同苦笑。確かに『学園都市は日本とは別モノ』と認めていない国家は沢山あるのだ。
日本は好きでも学園都市は嫌い。良く聞く話だろう。
外交員『……国際法に基づいて、我々は都市を置いている』
大尉「そうか。それは済まなかったな。だが日本政府は許可したのだ。我々はそれに従おう」
外交員『貴殿らの部隊、撃ち落とされても文句は言えないぞ?』
大尉「おお怖い……では精々『ミサイル』をブチ込まぬ様、気を付けて通過するよ」ハハハ
外交員『……所属を述べよ。国際裁判所に訴訟してやる』
大尉「そうだな……ソビエト、とでも言っておくよ」クスクス・・・
外交員『はぁ!?』キョトン・・・
大尉「さて……話はそれだけか? では切るぞ」Pi!
外交員『ちょ、待―――』プツン・・・
まるで喧嘩腰。本当にミサイルをブチ込まれたりしないだろうな。
大尉「安心なさい。此方が手を出さない限り、アチラは絶対に手を出さない。仮にも『日本』だ」
成程。本当に怪我をしてからでなければ手を出さない日本人特有のヘタレという訳か。納得。
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