684:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/25(日) 23:02:29.30 ID:r8rHMdqR0
数分後、私の食事終了と同じ頃に、五和が戻ってきた。
心成しかゲッソリしているように見受けられる。
浦上「にゃはは……色々怒られた?」チラッ・・・
五和「もぅ……何で私が……この案、提案したの土御門だってのに……むぅ」ブツブツ・・・
サーシャ「ええっと……御馳走様でした」ペコッ
五和「あ、うん。お粗末さまでした」ハァ・・・
元居た場所に座り、浦上が準備していたグリーンティー(緑茶)を啜りながら、大きな溜息を吐いた。
浦上「戻って来て早速悪いんだけど、何で香焼が自分を保護してくれたか聞きたいんだってサ」フフッ
五和「あ、うん……えっと、半分禁則事項なんですけど」ポリポリ・・・
サーシャ「第2の要望ですが、言える範囲でお願いします」ペコッ
五和「ん……まず、さっきも言った通り英国側の姿勢は変わってません。貴方達、ロシアの動きに関しては『関与しない』の放心です」
サーシャ「はい……では、何故彼が?」ジー・・・
五和「それは、その……うーん」ポリポリ・・・
浦上「……お姉。この程度なら言っても大丈夫だヨ。サーシャ、誰にも言わないって約束できる?」ジー・・・
サーシャ「95%保証します」
五和「はぁ……えっとね。『関与しない』といっても、ロシアからの潜入員(貴女)の『監視』はする事になったんです」
浦上「そうそう。私達、天草式の若衆……所謂『潜入学徒』陣が、って事ね」ビシッ
サーシャ「え? 第1の矛盾です。その理屈だと……コーヤギーは私を保護出来ないでしょう?」キョトン・・・
浦上「まぁまぁ。此処から先が重要なのサ」ズズズ・・・
五和「サーシャ……さっき貴女は『何故、香焼が自分を保護し(助け)たのか?』って聞きましたね」ジー・・・
サーシャ「肯定です」コクン・・・
五和「では、あの子の姉としての答えから……今回の件……特にサーシャが都市で危険を冒しているを知った際、香焼は如何しますか?」
サーシャ「え?」ポカーン・・・
浦上「要は、香焼の性格上、冷酷になって貴女の監視を続けられるかって事だヨ。サーシャの知る香焼はどんな人カナ?」フムフム
サーシャ「それ、は……えっと」ム・・・
多分、頼んでも無いのに首を突っ込む。それは私が一番危惧していた事だ。
五和「貴女が妹達(シスターズ)……クローン兵達にボコボコにされてるという情報を聞いたら、香焼が黙ってられる訳ないでしょう」ハァ・・・
サーシャ「…………、」タラー・・・
何も言えない。多分、私の口から言ってはいけない事なのだ。
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