709:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/09/27(火) 01:30:39.63 ID:aOOsrV5h0
別に神裂が香焼を任務から外した訳ではないのだが、認証したのは確かだ。
彼が問題を起こす可能性が低くなったという安心があったのは確かだが、アニェーゼがいう『期待』は意図して無かった。
しかし……心の何処かで、何か手助けをしてくれるのではないかと思う部分があったのかもしれない。
アニェーゼ「まぁステイルに不良不良言いますが、私だって相当不良です。だからこんな暴論吐けるんですけどね」ハハハ
神裂「……貴女は」タラー・・・
アニェーゼ「どっち着かずの半端者隊長ですよ。ただ間違った事は言ってねぇ筈です」
ステイル「……ふんっ」テクテク・・・
神裂「ステイル」チラッ・・・
ステイル「戻る……処遇については後ほど告げる。とりあえずこれ以上騒ぎは起こすなよ。2人とも、暫く謹慎だ」テクテク・・・
アニェーゼ「へいへい。覚悟してますよーだ」ベー
そそくさと女子寮から消えたステイル。
アンジェレネ「えっと……アニェーゼちゃん。その、ステイルくんも多分……サーシャちゃんの心配してる筈ですよ」チラッ・・・ゴニョゴニョ・・・
アニェーゼ「……さぁね」ケッ
神裂「…………、」ジー・・・
アニェーゼ「神裂。アンタは戻んなくて良いんですか?」チラッ・・・
神裂「あ、はい。戻ります……どうもお騒がせしました」ペコッ・・・
仮にも一、女教皇の自分がこれではいけないな、と悩みながら神裂は席を立った。
2人が消えた後……アニェーゼはグデェっとその場に転がった。
アニェーゼ「やべぇ……マジでビビったぁ」ホッ・・・
アンジェレネ「……ふぇあ」フニャン・・・
ぶっちゃけ、ブラフだった。あくまで『屁理屈』。正当性など有りゃしない。
オルソラ「やれやれ……そうでございますね。間違ってないだけで、正しくもございませんからね」フフッ
アニェーゼ「まぁねぇ……てか、どうせオルソラ、私よりでしょう? 途中で助けて下さいよ」ハァ・・・
オルソラ「あらあら。悪い事をしたのは確かでございますから、手出しはしなかったのでございますよ。あと……ババアって言ったでしょ」
アニェーゼ「うっ……言ッテナイデス」ダラダラ・・・
ルチア「ハァ……兎角、少しは反省してください」マッタク・・・
2人を小突く姉貴分。苦笑するアニェーゼはルチアに尋ねた。
アニェーゼ「でも恰好良かったでしょう?」ニヤリ・・・
ルチア「調子乗るな」コツンッ
アニェーゼ「あはは……ねぇ、ルチア……私、間違ってます?」チラッ・・・
アンジェレネ「アニェーゼちゃん」ジー・・・
真面目な顔。至って真剣……ルチアは苦笑し、答えた。
ルチア「貴女の好きな様になさい……『友達』の為なんでしょう。私が如何こう言える問題じゃありません」フフッ・・・
アニェーゼ「あんがと」ヘヘヘ
友達想い、仲間想い……それが彼女の美点だ。
とりあえず部屋に戻って着替えて来い、と2人をサロンから追い出して、代わりに書く始末書の詳細を考え始めた。
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