793:第E話―――サーシャ「とりあえず、ホームセンター行きたいです」 香焼「仕事で来たんでしょ」[saga]
2011/10/03(月) 23:25:55.64 ID:Qpgc50i70
―――とある5日目、PM02:30、学園都市第7学区、商店街・・・・・・
腹も膨れた所で、サーシャが一番楽しみにしているお店へ向かう事にした。目的のモノは……所謂、工具。
本人曰く、『私の杖です』との事だが、如何見たって工具類である。
尤も、これらは『処刑(ロンドン)塔の七つ道具』といって、実際に拷問で使われる道具だ。
サーシャが普段愛用しているそれらは魔術的な付加が掛けられているとの事。
香焼「でもさぁ」ウーン・・・
サーシャ「はい?」チラッ
香焼「魔術師っぽくないよね」ハハハ・・・
サーシャ「……第1の反論ですが、存在そのものが魔術師らしくないコーヤギーには言われたくありません」ジトー・・・
カチンっときたが……我慢してやろう。
サーシャ「それに改めて第1の補足ですが、アレらのベースは魔女狩り用の拷問具……いわば、英国のスタイルに影響されているのですよ」
香焼「あー、なるほど……でも何でそんなの選んだの? アニーみたいに魔女っぽい(?)杖でも良いじゃん」
サーシャ「改めて第1の回答……いや、テンプレですが、上司の趣味です」ハァ・・・
もはや何も言うまい。
香焼「でも、今日は何欲しいの? プ○ズマカッターのマガジン(※@)は定期的に補充してるよね」
サーシャ「第2の回答ですが、火炎放射気や釘打ち機、射出型ノコギリなどを生で見てみたいのです」キラキラ・・・
香焼「……さいですか」ハァ・・・
例え上司の趣味であっても、彼女にとってはすっかり染み付いた考えというわけで……相変わらず工具類を主武装にするのが好きみたいだ。
まぁ科学最先端技術を駆使した工具類が置いてある、この街のホームセンターは彼女にとってまるでテーマパーク感覚なのだろう。
※@・・・『あまくさっ!』第5話参照。
サーシャ「コーヤギーだって、高周波ナイフ(※A)買って喜んでたじゃないですか」ジトー・・・
香焼「べ、別に良いだろ」ムゥ・・・
サーシャ「第1の意見ですが、どっちもどっちです。同じ危険物を『杖』代わりにする同志でしょう」フフフ・・・
確かに『0』が6つも付いた高級ナイフを買ったのは事実。何も言い返せない状況だった。
※A・・・第D話参照。
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