過去ログ - 純憂「「さるかにがっせん!!!!!」」
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316: ◆GLPLA.M.6I[saga]
2013/01/06(日) 17:30:15.66 ID:6dAYzdIxo


絶叫と共に倒れ込み転がり回るサル

その衝撃で無事に脱出できたウニがあきれた口調で問い掛けました


「……まったく、一体何事ウニィ?」

「ヒグゥ……こっ!……グズッ……ここっ!!」


半べそをかきながら差し出された両手をのぞき込むと、まだ鮮血がにじみ出ている傷がありました


「どれどれ……あぁー、これはまた見事にスパッとやられてるウニねぇ」

「ウグッ……痛いウキィ……グズッ」

「取り敢えず両手を心臓より上に……えっと、ばんざいしておくチク。そうすれば血の出具合も少なくなるウニィ」

「……エグゥ……こうウキィ?」

「それで暫く待つウニィ」

「グズッ……どれくらいウキ?」

「少なくとも七〜八分はそうしておくウニィ」

「いだいうぎぃ……グスッ……」

「そのくらい我慢するウニ。それに、血が止まっても痛みは暫く続くチクゥ」

「ウゥッ……いだいぃぃ……グズッ……いだいうぎぃ……エグゥ……いだいうぎぃぃぃぃぃ……ウワァァァァァーーーーーーーン」

「そんな程度で泣いちゃダメウニィ」

「だっでぇ……グズッ……」

「もぉ……家に戻ったら傷に効く薬を塗ってあげるから泣き止むチクゥ」

「ごんだでどあじじゃぁうごげだいうぎぃぃぃぃーーーーー……ビェェェェーーーーーーン」

「……ハァ……まさかこんなにも泣き虫だったとは……完全に予想外だったウニィ」

「ウェェェェェェーーーーーーーーン」


ウニはあの手この手を使ってサルをなだめようとしました

しかしその鳴き声は収まる気配を全く見せません


「ビェェェェェーーーーーーーン!!!」

「困ったウニィ……」

「ウワァァァァァァーーーーーーーーン!!!!!!」

「……サルさん、そろそろ血が止まったんじゃないウニ?」

「グズッ……どばっだげど、いだいどばがわだだいうぎぃ」

「でも、歩かなくちゃ帰れないチク」

「グスッ……いだいうぎぃ……エグッ」

「……ハァァァァ……」


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