4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/08/28(日) 01:22:23.96 ID:7L728IKn0
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みんなとの他愛ない会話がいつまでも私の胸に引っ掛かってとれないでいた。
その不安を埋めるように傍らの白い肌に頬をくっつける。
温かい、人肌の温もりが伝わってきた。
「もう……甘えんぼね」
私よりずっとずっと余裕のある大人の声が返ってきて、少し安心する。
すごく心地いい。
お母さんに抱かれてる赤ちゃんってこんな感じなのかな。
私もそんなときがあったんだと思うけど、そんな昔のことは覚えているはずもなくて。
子ども扱いしないでほしい、なんて言ってた時期もあったけど、やっぱり私はいつまでも誰かに甘えていたいみたいだ。
「ねえ、さわちゃん」
さわちゃんは休みの日とか、放課後とか、学校から離れると「先生」と呼ばれるのを嫌がる。
どうしてって聞くと、どうしてもと言われた。
よくわからないけど、私も「さわちゃん」って呼び方が好きだからそう呼ぶことにしている。
「なあに?」
「……先生と生徒って恋愛しちゃだめなの?」
顔を上げると、目が合った。
さわちゃんは少し驚いたような表情を浮かべていたけれど、すぐに目を細めて微笑んだ。
綺麗だなあ、なんて見惚れていると薄い唇が動く。
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