10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)
2011/08/28(日) 09:02:14.79 ID:VokUT5SI0
「てっきりまどかの友達だと思ってたよ。…じゃあ、長居しても悪いし、そろそろお暇しようよ」
さやかはそう言って椅子から立ち上がった。そしてほむらに視線を戻す。
「アンタも見ず知らずの私たちにつき合わせちゃって、悪かったね」
「…ほむらよ」
「えっ?」
「私の名前は暁美ほむら。
私、ずっと入院してて友達いなかったから、久しぶりに同年代の子と話ができて楽しかったわ。
また、話し相手になってくれるかしら?」
さやかが一瞬返事に詰まると、さやかが口を開く前にまどかが前に出て答えていた。
「うん。わたし、鹿目まどか。まどかって呼んでね。
って、さっきもわたしの名前、言ったてたよね。えへへ、よろしく!
で、こっちが……」
「美樹さやか。さやかで良いよ」
「ほむらちゃん、また来るからね。今度はもっとゆっくりお話しようよ。
じゃあね〜バイバイ〜」
まどかとさやかは笑顔で手を振りながら、病室を後にした。
しばらく時間が経過した後、ほむらは気が抜けたようにため息をついた。
ループ開始直後からの急展開に、若干疲れを感じていた。
しかし悪い気はしなかった。うれしい誤算といったところか。
この時点でまどか達と面識を持てたのは大きい。
信頼も得やすいし、学校が始まっても自然と近寄れ、キュゥべえからの勧誘を妨害しやすくなる。
601Res/385.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。