221:1[saga]
2011/10/30(日) 12:04:40.51 ID:vrMS+f+W0
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ほむらが教室に入ると、すでにまどかは席についていた。
「ほむらちゃん、おっはよ〜」
「おはよう、まどか」
ほむらが席に座ると、まどかが話しかけてきた。
「ねえ、ほむらちゃん。今日は天気もいいし、お昼は屋上に行こうよ」
ほむらは首を傾げる。
そんなこと、今言わなくても、お昼休みになってからでいいのでは?
でも、まあ、答えは決まっている。
「ええ、いいわよ」
「ホント?! えへへ、お昼が楽しみだね〜」
まどかは喜びの声をあげた。
その様子に、ほむらは少し違和感を感じた。
-----そうだ、まどかの反応が少し大げさではないか?
もしかしたら、お昼の屋上で何かサプライズでもあるのだろうか。
もしそうなら、私は何も気づいていないふりをしなくちゃ。
一体何を用意しているのだろうか。
なんだか、私も楽しみになってきた。
「ふふっ、そうね。楽しみね」
ほむらは笑顔を向けた。
やがて一時間目が終わり、休み時間になると、
「ほむらちゃん!」
まどかが話しかけてきた。
「あら、まどか。何をそんなに慌てているの?」
「えへ。早くほむらちゃんといっぱいお喋りしたくってさ。休み時間は短いからね〜」
まどかは輝くような笑顔で言った。
自然とほむらも笑顔になる。
「-----でね、この前スーパーの帰りに-----」
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