294:1[saga]
2011/11/20(日) 10:49:04.86 ID:uM86iaGn0
「……じゃあ、基本的には魔女をうまく倒すことだけ考えればいい、ってことですよね?」
「まったく考えなくていいわけではないけれど、基本的にはそうね。……急にどうしたの?」
「いやあ、まどかがうまく魔女を倒せるようになれば、ほむらも安心するんじゃないかな、って思ったんです」
「私が魔女を倒せたら、ほむらちゃんが安心する?」
「そう! こう、カッコ良く、魔女をズバババーンと倒せば、ほむらもまどかのことを一人前と認めるんじゃないかな」
「ほむらちゃんに、認められる?」
まどかは自分が魔女を倒す姿を想像する。
そしてほむらに「凄いわまどか!」と褒められる場面を思い描く。
僅かにだが、まどかの表情が緩んだ。
マミはしばらく思案した後、
「……いいかも知れないわね」
と言った。
「放課後、暁美さんを誘って、一緒にパトロールに行きましょう。
きっと、鹿目さんが怪我しないか、うまくやっていけるのか、すごく心配しているのよ。
鹿目さんの勇姿を見せて、安心させてあげましょ?」
「……はい!!」
まどかに、笑顔が戻った。
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