322:1[saga]
2011/11/27(日) 10:42:59.42 ID:RaOEvMPQ0
*
ワルプルギスの夜襲来当日。
323:1[saga]
2011/11/27(日) 10:43:48.16 ID:RaOEvMPQ0
「遅くなりました!」
そう言いながらまどかは、ほむらのアパートのドアを開けた。
324:1[saga]
2011/11/27(日) 10:44:59.74 ID:RaOEvMPQ0
杏子が手をあげる。
「何でまどかが最終ラインなんだ?
てゆーかさ、フツーに出現予想範囲を五等分すればいいんじゃねえの?」
325:1[saga]
2011/11/27(日) 10:45:52.45 ID:RaOEvMPQ0
ほむらは一瞬だけ驚愕の表情になった。
「ええ、一度だけど、見てきたわよ。この前まどかが使い魔を倒したときの、凄まじい一撃を」
326:1[saga]
2011/11/27(日) 10:46:56.35 ID:RaOEvMPQ0
*
結果だけ見れば、ワルプルギスの夜はあっけなく消滅した。
327:1[saga]
2011/11/27(日) 10:47:59.01 ID:RaOEvMPQ0
ビルの屋上に立ったまどかは、ワルプルギスの夜を正面に見据えると、弓を構え、弦を限界まで引き、ありったけの魔力を込めて撃ち放つ。
矢はワルプルギスの夜の中心に命中し、大穴を開ける。そして、その穴から外側に向かって徐々に崩壊していき、やがて完全に消滅した。
ワルプルギスの夜の崩壊を見届けたまどかは、急ぎほむらのもとへと駆る。
328:1[saga]
2011/11/27(日) 10:48:59.33 ID:RaOEvMPQ0
*
ワルプルギスの夜を撃破した、その日の夜のこと。
329:1[saga]
2011/11/27(日) 10:50:05.40 ID:RaOEvMPQ0
『まどか。まだ起きてるかしら?』
突如、ほむらからテレパシーが届いた。
まどかはガバッ、と身を起こす。
330:1[saga]
2011/11/27(日) 10:50:51.03 ID:RaOEvMPQ0
ほむらは塞ぎ込み気味だった顔を上げ、一度大きく深呼吸する。
それが終わる頃には表情は凛々しいものに変わっていた。
そして、決意を込めた目をまどかに向ける。
331:1[saga]
2011/11/27(日) 10:51:52.16 ID:RaOEvMPQ0
ほむらは踵を返し、立ち去ろうとする。
数瞬遅れてまどかが追いかけ、そして叫ぶ。
「待ってよほむらちゃん!!
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