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2011/09/03(土) 16:20:07.98 ID:GwxAzmJI0
  
 「キミは織莉子の存在を知っている。 
  つまりそれは織莉子に危害が及ぶ可能性があるということ。 
  そんなの、許せるわけないじゃないか!」 
  
  キリカは右腕をおさえるのをやめ、再び爪を出現させる。右腕から血がどくどくと溢れ出る。 
  
 「だいたい、どうして退く必要がある?私はまだ生きている。 
  この命ある限り、私は私に対する全ての要求を完全に拒否する!」 
  
  そして言い終わらないうちにほむらへと突撃する。 
  ほむらが引き金を引く。銃口から散弾が円錐状に飛び散る。 
  キリカは地を蹴りほむらの背後へ跳ぶ。そのままがら空きの背中へ爪を振った。 
  カチッという音を立て、ほむらの盾が起動する。ほむらを除く全てのものの時間が止まった。 
  
 「…やっぱり速いわね」 
  
  後ろを振り向く。爪は、十数センチのところまで迫っていた。 
  キリカから距離を取り、銃を構える。そして時間停止を解除した。
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