373:1[saga]
2011/12/11(日) 11:16:45.26 ID:e+HHFXwS0
『そんなこと言われたって、私、もう手持ちのグリーフシードは一個も無いわよ?
別に魔法が使えなくなったからって死ぬわけじゃ無いんだからいいじゃない。
----悪いけど、時間が惜しいわ。もう切るわよ』
「あ! おい待て!!」
そう叫ぶも、ツー、ツー、と電話が切れた音だけが返ってきた。
杏子の表情が引き攣る。
「あんのバカが!!」
そして杏子は急に立ち上がった。
「おい、いつまで食ってんだ! 急いでマミん家に行くぞ!!」
「えぇ? ちょっと待ってよ。あたし、ほとんどお肉食べてな----」
「いいから行くぞ! 急げ!」
杏子のただ事ではなさそうな雰囲気に、渋々といった感じでさやかも立ち上がる。
「ったく。着いたらちゃんと説明しなさいよね」
「……悪りいな、後で必ず詫びを入れるよ」
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