474:1[saga]
2012/01/29(日) 11:54:10.42 ID:6kqct4zw0
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「待ってよほむらちゃん!!」
まどかが目を開けると、そこには見慣れた自室の天井が映る。部屋は暗かった。
「……はぁ……夢、か……」
頭だけ横に動かして目覚まし時計を見る。
時計の針は時刻が深夜であることを示していた。
布団を被りなおして寝ようとするも、目が完全に覚めてしまっていて、眠れそうになかった。
「…………水……」
先ほどの夢のせいだろうか----
喉の渇きを感じたまどかは、布団から出て、台所へと向かう。
一階に降り、リビングへと入ると、
「どうしたまどか。何か怖い夢でも見たのか?」
そこには母親である鹿目詢子が、遅めの夕食を取っていた。
テーブルの上には、唐揚げや卵焼き等の、酒のツマミになりそうな料理とジョッキ一杯のトマトジュースがあった。
酒はもう飲み終わったのだろうか----ビールの空き缶とトマトジュースのパックが端に除けられていた。
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