476:1[saga]
2012/01/29(日) 11:56:11.75 ID:6kqct4zw0
「……え?」
まどかは驚き、思わず振り返った。
今の会話の流れで、悩んでいることを悟られるような言動があっただろうか?
「もう中二にもなったんだ。悩みの一つや二つあるだろうし、それを恥ずかしくて話せないってのも分かる。
でもな、これでもあたしはテメェの親なんだ。
いつでもいい。遠慮なく頼ってくれ。もうどうしようもない、って事になる前にな」
「……うん。分かったよママ」
そうは言ったものの、魔法少女のことを相談するわけにはいかない。
まず信じないだろうし、仮に信じたとしても----いや、きっと信じてくれるんじゃないかな。
普通の人なら、何を馬鹿なこと言ってんだい、と言うだろうけど、ママなら笑い飛ばしたりはしないだろう。
だが、何から話せばいいのか、何を話せばいいのか----
----そうだ。魔法少女のことを直接じゃなくて----
「……ママ。一つだけ、聞いてもいいかな?」
「おう。何だ」
「あのね、もしも----もしもだよ?
もしも、他人を殺すか陥れるかしないと自分が死んじゃう、それも時間が経ったらまた他人を殺さないと死んじゃうって状況になったら、ママならどうする?」
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