487:1[saga]
2012/01/29(日) 12:07:15.92 ID:6kqct4zw0
キレイに着地を決めると、辺りを見渡す。
もうこの近辺には使い魔はいないようだ。
「……ふぅ……」
まどかは思わずため息をついた。
体は魔女が減少する以前のように動くことができた。
だが、当時のような、先ほどまで期待していた爽快感は、得ることができなかった。
得たのは何ともいえない疲労感だけ。
何だか胸の奥がモヤモヤする。
以前の私ならこう思った----楽しい。私、今、生きてる。生きてるんだ、と。
でも今は----何だかつまらない。見てほしい人に見てもらえていないのに、たった一人で浮かれて踊ってるのには、もう飽きた。
さっさと終わらそう。
私は早く、ほむらちゃんを探す術を考えなくちゃならないんだから。
余計なことで悩んでる暇なんてないんだから。
そう自分に言い聞かせることで気持ちを切り替え、結界の奥へと進んでいく。
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